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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[060]

投稿日:2014年6月6日

四国八十八ヵ所めぐりを中断

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月20日
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第64番の前神寺の山門

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前神寺の本堂

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前神寺の大師堂

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第65番の三角寺の山門

 小松(西条市)周辺の第61番の香園寺、第62番の宝寿寺、第63番の吉祥寺の3寺をめぐったあと、第64番の前神寺へ。この寺は石鎚山の麓に建っている。山号も「石鉄(いしづち)山」。前神寺は日本の修験道の祖、役小角が創建したといわれているが、石鎚山修験の総本山として知られている。広い境内内にある本堂、大師堂を参拝。本堂の右奥の権現堂には役小角が作ったという阿弥陀如来像がまつられている。
 次に第65番の三角寺へ。この三角寺が伊予最後の札所になる。
 西条、新居浜と国道11号を走り、伊予三島(四国中央市)から山中へ。寺は標高826メートルの平石山の中腹に位置している。本尊の十一面観音像は弘法大師の作といい伝えられている。
 三角寺の参拝を終えると伊予三島に戻り、国道11号で川之江(四国中央市)を通り、愛媛・香川県境まで行った。
 阿波、土佐、伊予と、四国の3国の札所めぐりを終えたところで、「四国八十八ヵ所めぐり」をいったん中断する。このあと松山を拠点にして愛媛・高知をめぐり、さらに今治からは瀬戸内海の島々に渡るのだ。
 愛媛・香川の県境からは来た道を引き返し、第64番札所の前神寺まで戻り、その近くの石鎚神社へ。豪壮な造りの神門をくぐり、石段を登って本殿に参拝。そこからは西条の市街地と瀬戸内海を見下ろした。ご神体は西日本の最高峰の石鎚山。石鎚山は「日本七霊峰」のひとつとして知られている。ここが本社で石鎚山の中腹に成就社、土小屋遥拝所、山頂に頂上社があり、これらの4社を総称して石鎚神社といっている。石鎚神社の参拝を終えると、湯ノ谷温泉で連泊した。

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三角寺の本堂 三角寺の大師堂 石鎚神社の神門

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石鎚神社本殿への石段 石鎚神社の本殿 石鎚神社からの眺め


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