V-Strom1000で行く台湾[7]
投稿日:2015年8月25日
マダムからの贈り物
台鈴(タイリン)の本社前からV−ストローム1000の新車に乗って走り出す。メーターは259キロ。台鈴の若い方の李さんがスズキのビッグスクーター、バーグマンに乗って先導してくれる。
台北駅に近い「サニーカフェ」が出発のセレモニーの会場。若きマダムが初めてだという着物姿で迎えてくれた。店の前の小広場には今回のV−ストローム1000による台湾ツーリングの横断幕が掲げられている。
店内には同行してくれるV−ストローム・クラブのみなさんが待ち構えていた。そのほか台湾メディアのみなさん6名も同行取材してくれる。通訳として、バイク専門のツアー会社「日本重車自駕旅遊」を運営している黄敬強さんも、V−ストローム650に乗ってやって来る。全部で15台のV−ストローム。それと台鈴の李さん、蘇さんのバーグマン。全部で17台のバイクで走る。これは壮観だ。
通訳の黄さんは台湾人ライダーをひきつれて、レンタルバイクで日本国内のツーリングを何度となく開催している。台湾人ライダーにはとくに北海道が人気だとのこと。「私は日本の道を一番よく知っている台湾人になりたいのですよ」という黄さんだ。
まずはサイン会。何人ものみなさんに「生涯旅人! 2015・8・5 賀曽利隆」のサインをした。
そのあと出発式のセレモニーが始まった。台鈴の李さんがセレモニーの進行役。台鈴社長の藤さんの挨拶のあと、李さんの質問に答える形でカソリのいままでのバイク旅、これまでの2度のバイクでの台湾旅、そしてV−ストローム1000の印象、乗り心地の良さ、走りの良さ、ロングツーリングは最適といった話をした。
話し終えたところで、「サニーカフェ」のマダムの特製朝食をいただた。そのお礼に台鈴特製のカソリTシャツをプレゼント。「サニーカフェ」のマダムは「旅の安全を祈ってます!」といって、首にお守りをかけてくれた。「新荘地蔵庵」の「地蔵王菩薩」のお守りだ。
「サニーカフェ」のマダムを中心にして台鈴の藤社長、参加者のみなさんとの記念撮影。それを最後に、台北を出発するのだった。