カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

V-Strom1000で行く日本[41]

投稿日:2015年12月30日

下道1000キロ

2015年9月22日(東京〜鹿児島)

 12時30分、下関駅前を出発。「さー、行くぞ!」とV−ストローム1000にひと声かけて走り出す。ここから京都までは国道9号をひた走る。長府の印内の交差点で国道2号に合流。小郡までは国道2号との重複区間になる。

 14時、下関から70キロの山口に到着。「セブンイレブン」で小休止。ここでは「中国新聞」を読み、コカ・コーラを飲みながらハムサンドを食べた。山口からは木戸峠(トンネル)を越え、徳佐盆地を走り抜け、野坂峠を越えて島根県に入る。平成の大合併で小郡から県境の野坂峠までが広いエリアが山口市になった。

 野坂峠の短いトンネルを走り抜け、小京都の津和野の町並みを見下ろし、16時、下関から160キロの益田に到着。ここまで渋滞無し。国道9号は交通量は少なく、スイスイ走れる。山陽側の国道2号とは大違いだ。

 益田からは浜田、江津を通って大田へ。江津の町を走り抜けたところでは、中国地方最大の川、江の川を渡った。島根県は旧国でいうと岩見と出雲の2国から成っているが、大田までが岩見になる。

 岩見から出雲に入り、出雲市を通り、19時、下関から315キロの松江に到着。ここではコンビニで夕食。カップ麺を食べた。

 松江からはナイトラン。V−ストロームのライトを頼りに走る。「安来節」で知られる安来を通り、米子へ。米子は「あれ、どっちだったけ?」といつも迷ってしまうのだが、ここはもう鳥取県。鳥取県は旧国でいうと西部の伯耆と東部の因幡の2国から成っているが、因幡の鳥取に到着したのは21時15分。下関から435キロだ。

 鳥取を出ると、ただただひたすらに京都を目指してV−ストローム1000を走らせる。蒲生峠(トンネル)を越えて兵庫県に入り、夜久野峠を越えて京都府に入る。猛烈な睡魔との戦い。自販機のカンコーヒーを飲んで耐える。福知山、亀岡と通り、老ノ坂峠(トンネル)を越えて京都盆地に入っていく。あともう一息。堀川五条の交差点で国道1号と合流し、次の烏丸五条の交差点が国道9号の起点。下関駅前から649キロだった。

 今晩の宿、四条大宮の「東横イン」に到着したのは2時30分。宮崎から22時間走っての到着だ。何ともうれしいことに、宮崎からの走行距離は1000キロを超え、1001キロになった。今まで何度かチャレンジしてできなかった24時間で「下道1000キロ」を思いがけずに達成したのだ。国道10号→国道9号はそれだけ走りやすいということだ。部屋に入ると、まずはポテチをパリパリ食べながらカンビールを飲み、そのあと「お〜い お茶」を飲みながらコンビニのおにぎりを2個、食べるのだった。

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▲下関駅前を出発

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▲下関の「海峡メッセ」のタワー

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▲山口のコンビニで中国新聞を読む

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▲山口のコンビニでのコカコーラ&ハムサンド

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▲木戸峠のトンネル

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▲野坂峠のトンネル

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▲益田近郊の国道9号

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▲浜田港を見下ろす

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▲夕日に輝く日本海。大田の近郊で

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▲日本海に落ちる夕日。大田の近郊で

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▲松江のコンビニで食べたカップ麺

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▲京都の「東横イン」でカンビールを飲む!

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