ツーリングマップル2016年版発売
投稿日:2016年3月14日
30周年版、3月23日発売開始
みなさ〜ん、『ツーリングマップル東北』の2016年版が完成しました。まもなく(3月23日)書店に並びますので、ぜひとも手にとってご覧になってください。通常版の表紙は阿武隈山地の鹿角平観光牧場、裏表紙は十和田湖の和井内です。大型で見やすいR版の表紙は通常版と同じ阿武隈山地の鹿角平観光牧場で、裏表紙が阿武隈山地を縦断する国道349号の風越峠旧道です。『ツーリングマップル東北』の2016年版には、1年をかけてまわったぼくの東北への想いが凝縮されています。
「ミニツーリングマップルマガジン」といってもいいような小冊子は32ページとなり、さらに充実したものになっています。その冒頭の「巻頭言」は次のようなものです。
ところで東北の「道の駅巡り」のきっかけは偶然でした。青森県の道の駅「浅虫温泉」の5階展望風呂「ゆ〜さ浅虫」に入り、1階の売店を歩いていると、『東北道の駅スタンプラリーブック』が目に留まったのです。1冊200円。東北の全部の道の駅146駅のスタンプが押せるようになっていました。それを見た瞬間、「よーし、東北の全部の道の駅を巡ろう!」と決心したのです。スタンプを押せる時間は道の駅によって違います。中には24時間、押せる道の駅もありますが、午前9時から午後6時、午後7時という所が多いので、頭を使って道の駅を巡るコースを考えなくてはならないのです。それがけっこう、おもしろいことでした。
「温泉のカソリ」としては、温泉施設のある道の駅は魅力的です。秋田県の道の駅「象潟」の展望風呂からは日本海を一望できます。山形県の道の駅「にしかわ」には、大きく「湯」の一文字を掲げた「水沢温泉館」があります。宮城県の道の駅「上品の郷」の温泉「ふたごの湯」の前には小屋掛けした足湯もあります。
「食のカソリ」としては各地の道の駅で食べる郷土料理はたまらない魅力です。青森県の道の駅「奥入瀬」では「十和田バラ焼き」を、秋田県の道の駅「たかのす」では「きりたんぽ鍋」を、山形県の道の駅「いいで」では「いも煮」を食べました。名物ソフトクリームを食べられる道の駅は何ヵ所もあるし、宮城県の道の駅「大谷海岸」では「ホヤおにぎり」を食べました。
道の駅には博物館や資料館を併設しているところもありますが、宮城県の道の駅「七ヶ宿」の郷土資料館「水と歴史の館」では、七ヶ宿ダムの底に沈んでしまった羽州街道(七ヵ宿街道)渡瀬宿の写真や渡瀬宿を描いた絵画を見ることができます。またここには羽州街道を行く参勤交代の精巧な模型が展示されています。秋田県の道の駅「あきた港」には秋田港のシンボル、ポートタワーセリオンがあります。無料で登れる高さ100mの展望台からは360度の大展望を楽しめます。異色の道の駅は秋田県の「大館能代空港」。空港のターミナルビル内に道の駅があるのです。
昨年、東北には3ヵ所に新たな道の駅ができました。一番新しい道の駅は山形県の「あさひまち」で10月10日にオープンしました。その直後に行ったのですが、国道287号沿いの道の駅「あさひ」はおおにぎわいでした。東北には全部で146ヵ所の「道の駅」があり、その全てをスタンプラリーで制覇したといいましたが、残念ながら福島県楢葉町の道の駅「ならは」と岩手県陸前高田市の道の駅「高田松原」の2ヵ所は休業中のままです。楢葉町は昨年の6月5日に全町域の避難指示が解除されたので、道の駅「ならは」の一日も早い再開を願うばかりです。陸前高田市の道の駅「高田松原」は東日本大震災の大津波によって破壊されたままの姿で残っています。「震災遺構」として残すようなので、国道45号を走る時はぜひとも立ち寄って見ていったらいいと思います。
ということでみなさ〜ん、『ツーリングマップル東北』の2016年版を持って、東北を駆け巡りましょう〜。ぼくも走りまくりますよ。
昭文社ニュースリリース
https://www.mapple.co.jp/mapple/news/2016/03/6632.html