東北四端紀行[12]
投稿日:2017年2月13日
東端編 1 一関から東端へ
まずは県道19号。東北第一の大河、北上川を渡り、名所の「猊鼻渓」へ。ここでは女船頭さんの舟で「舟下り」(1500円)をした。砂鉄川の作り出す渓谷美を見ながらの舟旅は最高。女船頭さんは「猊鼻追分」を唄ってくれた。
「舟下り」を終えると、県道19号から国道343号に入り、北上山地の笹ノ田峠を越える。峠は笹ノ田トンネルで貫かれているが、峠の下りには岩手県では初となるループ橋がある。
山地を抜け出し、陸前高田の平野に降り立ったところでは、JR大船渡線の陸前矢作駅に近い矢作温泉「鈴木旅館」(入浴料200円)の湯に入った。沸し過ぎて超熱い湯。地元の人、2人と一緒に水をガンガン流し込み、瞬間技で湯につかったが、火傷寸前。でもそのおかげで忘れられない温泉になった。
陸前高田に到着すると町中をぐるりと走りまわり、国道45号を横切り、東北屈指の松原の「高田松原」へ。DRを駐車場に止め、まずは「高田松原」を歩いた。江戸時代に植林された7万本もの赤松・黒松の松林は見事なもの。次に巨大な防潮堤をくぐり抜け、高田松原海水浴場の砂浜を歩いた。ここも東北屈指の海水浴場だ。
陸前高田からは東北東端の三陸海岸を北上していくのだが、ひと晩、陸前高田の海辺の民宿「吉田」に泊まった。夕食がよかった。カツオの刺身、イカの刺身、サンマの焼魚、ホタテの貝焼き、エビのフライ、ナマコと海鮮三昧。味噌汁も美味な貝汁だった。