カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

東北四端紀行[12]

投稿日:2017年2月13日

東端編 1 一関から東端へ

2009年9月10日〜10月9日

「南端編」を終えると、すぐに「東端編」に出発。相棒のスズキDR−Z400Sで東北道を一路、北へ。岩手県の一関ICから三陸海岸に向かう。

東北道の浦和料金所を出発東北道の一関ICに到着

東北道の浦和料金所を出発 東北道の一関ICに到着

 まずは県道19号。東北第一の大河、北上川を渡り、名所の「猊鼻渓」へ。ここでは女船頭さんの舟で「舟下り」(1500円)をした。砂鉄川の作り出す渓谷美を見ながらの舟旅は最高。女船頭さんは「猊鼻追分」を唄ってくれた。

「舟下り」を終えると、県道19号から国道343号に入り、北上山地の笹ノ田峠を越える。峠は笹ノ田トンネルで貫かれているが、峠の下りには岩手県では初となるループ橋がある。

 山地を抜け出し、陸前高田の平野に降り立ったところでは、JR大船渡線の陸前矢作駅に近い矢作温泉「鈴木旅館」(入浴料200円)の湯に入った。沸し過ぎて超熱い湯。地元の人、2人と一緒に水をガンガン流し込み、瞬間技で湯につかったが、火傷寸前。でもそのおかげで忘れられない温泉になった。

東北の大河、北上川を見る猊鼻渓の舟乗場女船頭さんの舟に乗る

東北の大河、北上川を見る 猊鼻渓の舟乗場 女船頭さんの舟に乗る

砂鉄川の両岸には奇岩がそそり立つ舟はここで折り返す国道343号の笹ノ田峠

砂鉄川の両岸には奇岩がそそり立つ 舟はここで折り返す 国道343号の笹ノ田峠

笹ノ田峠のループ橋矢作温泉「鈴木旅館」の湯に入る

笹ノ田峠のループ橋 矢作温泉「鈴木旅館」の湯に入る

 陸前高田に到着すると町中をぐるりと走りまわり、国道45号を横切り、東北屈指の松原の「高田松原」へ。DRを駐車場に止め、まずは「高田松原」を歩いた。江戸時代に植林された7万本もの赤松・黒松の松林は見事なもの。次に巨大な防潮堤をくぐり抜け、高田松原海水浴場の砂浜を歩いた。ここも東北屈指の海水浴場だ。

 陸前高田からは東北東端の三陸海岸を北上していくのだが、ひと晩、陸前高田の海辺の民宿「吉田」に泊まった。夕食がよかった。カツオの刺身、イカの刺身、サンマの焼魚、ホタテの貝焼き、エビのフライ、ナマコと海鮮三昧。味噌汁も美味な貝汁だった。

高田松原の案内板高田松原を歩く高田松原の石碑

高田松原の案内板 高田松原を歩く 高田松原の石碑

高田松原海水浴場から見る広田湾陸前高田の「民宿吉田」「民宿吉田」の夕食

高田松原海水浴場から見る広田湾 陸前高田の「民宿吉田」 「民宿吉田」の夕食

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