カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ツーリングマップル東北 2018年版発売

投稿日:2018年3月28日

絶景の連続「カソリの旅2018」を詳細フォロー

『ツーリングマップル東北』の2018年版が発売されました。できたてのホヤホヤの『ツーリングマップル東北2018』を見ていると、胸が熱くなってきます。2017年の1年間をかけて東北をまわった努力が報われたような気分です。

 7月のカメラマン同行取材の3日間は奇跡の快晴つづきだったので、表紙も裏表紙も、挿入されている冊子「全力取材2018東北」も、とにかく写真がすばらしいのです。まずはみなさんにそれを見ていただきたいという気持ちでいっぱいです。

絶景ルートを忠実にフォロー

 さらに2018年版には通常版にもR版にも、巻末に写真ページが6ページ、入っています。題して「カソリの旅2018」で、カメラマン同行取材の第1日目のカソリ旅が時系列に並んで見られるようになっています。5時17分の新菊島温泉(福島)にはじまり、磐梯吾妻スカイライン→蔵王エコーライン→月山越えと東北の絶景ルートを次々に走破し、最後は山形・秋田県境の三崎で日本海に落ちる夕日を見るという1日の旅。三崎到着は18時59分でした。みなさんがこのカソリ旅のルートをフォローできるように、写真のみならず全体のルートマップと3枚の詳細なパート編のルートマップものっています。

イザベラバードの足跡を追う

 2018年版の実走取材では山王峠(栃木・福島)から青森港までイサベラバードの足跡を追いましたが、そのコメントも新たに多数、のせています。イサベラバードは明治初期に東北を縦断したイギリス人女性で、『日本奥地紀行』という名著を残しています。当時の東北の様子が詳しく描かれいるので、この150年あまりの東北の変化がよくみてとれるのです。

最新ダムカード情報を掲載

 それと2017年版にひきつづいて、2018年版でもダムカードを配布しているダム情報をのせています。新たにダムカードの配布を始めた東北のダムと、『ツーリングマップル東北』に収録されている東北に隣接する新潟県や北関東のダム情報ものせています。

コメントを多数更新

 2度にわたる「東北一周」や「東京→青森・林道走破行」などで得た新たな情報も多数、のせています。『ツーリングマップル』は毎年、進化しています。新しいコメントを多数のせ、さらに古くなって現状とは合わなくなったコメントを多数、削除しています。

 ということでみなさん、ぜひとも『ツーリングマップル東北2018』を実際に見てください。カソリが渾身の力を込めてまわった東北2万キロで得た様々な旅情報が盛りこまれています。どうぞ『ツーリングマップル東北2018』を持って東北を駆けめぐって下さい。東北は最高におもしろいですよ〜!

賀曽利 隆

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