温泉めぐり日本一周[148日目]
投稿日:2018年10月7日
日本有数の「温泉大国」熊本へ
黒木温泉「グリーンピア八女」の朝湯に入る。大浴場と露天風呂。いい湯だ。おまけにいい天気。湯につかりながらうれしくなってくる。露天風呂には樽風呂が2つ。それにつかると「バサーッ!」と盛大な音とともに湯が流れ出る。
朝湯から上がると朝食。オレンジジュースを飲むとまずは朝粥を食べた。そのあとサラダ、焼きそばを食べ、3杯飯を食べる。おかずはタラコ、ハム、カボチャ、凍み豆腐、玉子焼きなどなど全部で10種。最後はデザート。朝食が温泉めぐりのパワー源になる。このあと「15分寝」をして9時15分に出発だ。
第1湯目の八女温泉の日帰り湯「べんがら村」にはオープンの10時ぴったりに到着。「どうだ!」という気分。ところが入浴券を買って館内に入ると、受付で「今、水道の工事中でもう1時間くらいかかりそうなのですが…」といわれてしまった。1時間も待てない…。そこで、すぐに考えを変え、先に甘木温泉に行くことにした。
八女ICで高速に入り、九州道→大分道で甘木ICへ。
第1湯目は甘木の町中の日帰り湯「卑弥呼の湯」になった。湯温の違う2つの湯船。源泉は49.3度の高温湯。入浴しているのは地元のお年寄りがほとんどのようだ。ここはまさにみなさん方の社交場。温泉に入って笑っていれば「医者いらず」。これがネライなのだろう。「卑弥呼の湯」は「朝倉市健康福祉館」内にある。このような温泉施設がひとつでもあると、医療費の負担をぐっと減らせるという。病院を社交場としているお年寄りたちが、温泉施設へとシフトするからだ。大広間では大衆演劇がはじまろうとしていた。
「卑弥呼の湯」から上がると、来た道を引き返し、11時30分に八女温泉の日帰り湯「べんがら村」に戻った。
第2湯目は八女温泉の日帰り湯「べんがら村」の湯。大浴場と露天風呂。大浴場に「八女茶風呂」のあるところが、銘茶の産地、八女の温泉らしい。露天風呂は広々とした大きな湯船。2つの樽風呂もある。ここは広大な敷地に温泉館やレストラン、ハーブ園などのある複合施設だ。
第3湯目の船小屋温泉には「船小屋鉱泉場」があるが、そこには「日本一の含鉄炭酸泉」の看板が立っていた。船小屋温泉「船小屋温泉共和国」の湯に入る。大浴場には円形と方形の湯船。打たせ湯もある。さらにサニーテラスには2つの湯船。そのうちのひとつは寝湯。温室内の温泉に入っているかのようで、湯につかりながらうたた寝をしてしまった。小さ目の露天風呂は深い浴槽だ。
第4湯目は大木温泉「アクアス」の湯。源泉の湯温は52・2度の高温湯で源泉かけ流し。大浴場と露天風呂。大浴場には木の湯船と石の湯船がある。若干色つきの無味無臭透明の湯だ。
第5湯目はあおき温泉の湯。ここも源泉かけ流し。大浴場と屋根つきの露天風呂。無色透明無味無臭の湯は硫黄泉のツルツル湯。ここを最後に「九州の水郷」の柳川へ。
第6湯目は柳川温泉の日帰り湯「南風」。「福祉センター水の郷」内にある温泉施設。草色がかった色つき湯。透明で若干の味がする。
柳川温泉「南風」の湯から上がると、繁華街の辻町交差点近くのうなぎ店「菊水」に行った。ここは「寝太郎さん」が教えてくれた店。さっそく柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」を頼む。ちょっと奮発して「上」にした。年期の入った漆塗りの外箱の中に「せいろ蒸し」の蒸籠が入っている。外箱のふたをあけたときのフワーッと漂うウナギの香。上には錦糸卵。肉厚のうなぎはかみごたえがあってじつに美味。ご飯にもたっぷりとタレがしみ込んでいる。
(「寝太郎さん」からは、「菊水、おいしかったでしょ。叔母の家に泊まりに行くたびに、こちらのウナギを頂いてました♪」とのコメントが入っていた)
柳川温泉から国道208号を南下し、大牟田から県道10号で上内峠を越えて熊本県に入った。日本でも有数の「温泉大国」、熊本の温泉めぐりを開始する。
第7湯目はセキアヒルズ温泉「天望の湯」。大浴場と露天風呂。露天風呂からは福岡・熊本県境一帯の丘陵地帯を一望する。
次の南関温泉「うから館」は本日休業。
第8湯目は荒尾温泉「弥生の湯」。大浴場と露天風呂。「三井グリーンランド」に隣接する大規模な温泉施設だ。
第9湯目は玉名温泉「つかさの湯」。大浴場にはいくつもの大きな湯船。思わず「スゲー!」の声が出る。樽風呂もある。露天風呂の壁からは滝のように湯が流れ落ちている。
第10湯目は草枕温泉「てんすい」の湯。大浴場と露天風呂。ここの露天風呂からは有明海や雲仙が見えるとのことだが、夜の露天風呂、残念ながら何もわからなかった。
第11湯目は小天温泉「那古井館」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。熱めの湯と温めの湯の2つの湯船。飲泉可。抵抗感がなく、スーッと飲める湯だ。
21時20分、今晩の宿、河内漁港突端の長崎鼻近くにある河内温泉「龍栄荘」に到着。さっそく第12湯目の宿湯に入る。内風呂のみで、ゆったりまったり気分でどっぷりと湯につかる。湯から上がると、コンビニ弁当の夕食を食べるのだった。
朝湯 | 黒木温泉「グリーンピア八女」 |
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朝食 | 黒木温泉「グリーンピア八女」 バイキング |
9時15分 | 黒木温泉「グリーンピア八女」を出発 |
1397湯目 | 甘木温泉「卑弥呼の湯」(400円) |
1398湯目 | 八女温泉「べんがら村」(500円) |
1399湯目 | 船小屋温泉「船小屋温泉共和国」(550円) |
1400湯目 | 大木温泉「アクアス」(500円) |
1401湯目 | あおき温泉「あおき温泉」(500円) |
1402湯目 | 柳川温泉「南風」(400円) |
昼食 | 柳川の「菊水」うなぎのせいろ蒸し(2310円) |
熊本県に入る | |
1403湯目 | セキアヒルズ温泉「天望の湯」(500円) |
1404湯目 | 荒尾温泉「弥生の湯」(450円) |
1405湯目 | 玉名温泉「つかさの湯」(680円) |
1406湯目 | 草枕温泉「てんすい」(500円) |
1407湯目 | 小天温泉「那古井館」(400円) |
21時20分 | 河内温泉「龍栄荘」(1泊朝食6500円) |
1408湯目 | 河内温泉「龍栄荘」 |
夕食 | コンビニ弁当 |
本日の走行距離数 250キロ | |
本日の温泉入浴数 12湯 |
黒木温泉「グリーンピア八女」の朝湯に入る | 「グリーンピア八女」の朝食 | 「グリーンピア八女」を出発 |
甘木温泉「卑弥呼の湯」 | 船小屋温泉の「船小屋鉱泉場」 | 船小屋温泉「船小屋温泉共和国」 |
大木温泉「アクアス」 | あおき温泉「あおき温泉」 | 柳川温泉「南風」 |
柳川のうなぎ専門店「菊水」 | 「菊水」のうなぎのせいろ蒸し | セキアヒルズ温泉「天望の湯」 |
荒尾温泉「弥生の湯」 | 荒尾の落日 | 玉名温泉「つかさの湯」 |
草枕温泉「てんすい」の鯉のぼり | 小天温泉「那古井館」 | 河内温泉「龍栄荘」の湯 |
「龍栄荘」で食べるコンビニ弁当 |