温泉めぐり日本一周[150日目]
投稿日:2018年10月21日
1日18湯、連日の記録更新!
七城温泉「七城温泉ドーム」の朝湯に入る。大浴場には誰もいない。湯から上がると、ご飯、味噌汁、塩ジャケ、明太子、蒲鉾、昆布巻き、サラダ、納豆、酢の物、ハムエッグ、海苔、梅干し、デザートといった朝食を食べた。この日も「3杯飯」。2杯目はハムエッグで、3杯目は納豆で食べた。
七城温泉「七城温泉ドーム」を9時に出発。この一帯は温泉密集地帯で次々に温泉に入っていく。
第1湯目は亜細亜旅情温泉「月のホタル」の湯。大浴場には石造りの湯船と底の浅い洞窟風呂風の湯船。露天風呂は木枠の湯船。黄色味がかった湯の色で、ミカン風味の味がする。源泉は44・5度。湯上りには「オレンジジュース」(200円)を飲んだ。それほど広くはない庭はアジアントロピカルの造り。女湯は「満月」、男湯は「下弦の月」、家族湯は「新月」や「三日月」ですべてが月がらみだった。
第2湯目は不二乃湯温泉「不二乃湯」で入浴料金は100円。内風呂のみで、2つの湯船がある。ほぼ無色透明の湯にはかすかな温泉味がする。
第3湯目は宝田温泉「宝の湯」。ここは朝の5時30分からやっている。源泉の湯温は42・6度で若干の濁り湯。湯は内風呂の湯船に勢いよく流れ込み、そして流れ出ていく。飲泉可。露天風呂もある。底の浅い湯船で、こちらは温めの湯だ。
第4湯目は植木温泉「温泉センター」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。熱めの湯と温めの湯、2つの湯船。湯船には際限なく湯が流れ込んでいる。無色透明の湯で飲湯可。
第5湯目は宮原温泉「長命館」の湯。ここには鉄泉の赤湯と単純泉の白湯がある。赤湯は濃いミカン色をしている無味無臭の湯。寝湯につかり、その奥の湯船にどっぷりつかる。白湯の方には露天風呂もある。館内の大正、昭和初期の写真には目を奪われた。
こうして午前中だけで5湯に入れた。いいぞ。
第6湯目は温泉密集ルートの県道37号沿いにある屋台村温泉「湯の屋台村」。入浴料は200円。この温泉密集地帯の温泉は大半が100円とか200円で入れる。東京周辺の1000円とか2000円で入る世界とは1桁、違う。
「湯の屋台村」の露天風呂に入る。屋根つきの岩風呂。ダバ、ダバ、ダバダバッと息をつきながら湯が流れ込んでくる。無味無臭の茶色がかった湯。飲泉可でコップ1杯の湯を飲んだ。「飲泉」できるかどうかは温泉の良し悪しをみきわめる絶好のポイントになるが、この温泉密集地帯というのはどの温泉でも当たり前のように飲泉できる。そのたびに湯を飲んでいるので、もう腹の中は温泉の湯でダボダボ状態。飲泉可の温泉で「飲泉」するのはぼくの温泉ルールなのだ。
湯から上がると昼食。「馬丼」を食べた。丼飯の上に味つけした馬肉がごそっとのっている。さらにその上には揚げナス。それに高菜の漬物と味噌汁がついている。ボリューム満点の「馬丼」が300円。安いのは入浴料だけではなかった!
午後の温泉めぐりを開始する。
弁天温泉「ユーパレス弁天」は本日休業で入れず、第7湯目は菊南温泉「ロマネスクリゾート菊南」の湯。ここは以前の「菊南温泉観光ホテル」。大浴場の湯に入る。いくつもの湯船。茶色がかった色つき湯。ほかに入浴客もいなかったので、独り占めして湯につかった。
第8湯目は泗水孔子温泉「孔子温泉」の湯。大浴場にはいくつもの湯船がある。檜風呂もある。露天風呂もある。多彩な湯船の泗水孔子温泉「孔子温泉」だ。
第9湯目はとよみずの湯温泉「とよみずの湯」。ここの源泉は47・9度。内風呂と露天風呂があるが、ともにこじんまりとした湯。ほぼ無色透明の湯につかった。
第10湯目ははなぶさ台温泉「翠篁苑」の湯。大浴場と露天風呂。湯につかりながら眺める庭園の竹林が見事だ。
第11湯目は菊池渓谷温泉「温泉館」の湯。大浴場と露天風呂。目の前にはきれいに植林された杉林を見る。ここでは湯から上ると「菊池渓谷水の駅」で名物の「いきなりだご」(350円)を買った。
菊池渓谷温泉から国道387号で熊本・大分県境の兵戸峠を越える。峠は兵戸トンネルで貫かれている。兵戸トンネルを抜け出ると、中津江へと下っていく。そこから再度、県境を越えて熊本県に入り、さらなる温泉密集地帯の小国に突入。小国町の中心、宮原に到着したのは18時だった。
夜の部の温泉めぐり開始する。
第12湯目は北里バラン温泉「博士の湯」。大浴場の湯船には湯が大きな音をたてて流れ込んでいる。湯量の豊富な温泉だ。
第13湯目は奴留湯温泉の共同浴場。入口の料金箱に入浴料の200円を入れる。ここは内風呂のみで温めの湯。湯船の底には大石がゴロゴロしている。不思議なほどに癒される気持ちのいい湯。体の疲れというよりも、心の疲れがスーッと抜けていくかのようだ。
第14湯目は山川温泉「ホタルの里温泉」の湯。熱い湯。隣の女湯の声がつつ抜けになって聞こえてくる。若いお母さんが2人の小さな子供を連れて大奮闘中。子供たちはもう温泉から上がりたくなったのだろう、泣き叫んでいる。お母さん、ガンバレ!
第15湯目は麻生釣温泉「亀山の湯」。ここはコインを入れると、自動的に湯が流れ込むシステム。湯船のセンをすると、ドーーーッと湯が流れ込んでくる。
第16湯目ははげの湯温泉「わいた山荘」の湯。はげの湯は湧蓋山(1499m)の北西麓にある温泉で、「地熱の里」で知られる。膨大な湯量。コバルトブルーの湯につかった。夜目にもあちこちで立ち昇る湯けむりが見える。
第17湯目は岳の湯温泉。共同湯はすでに営業を終えている。そこで温泉旅館の「清涼荘」に行った。だが、すでに玄関の灯は消えていた。「ダメか」と一瞬思ったが、「ダメもと」で玄関をたたいた。すると何ともありがたいことに明かりを灯けてくれ、「どうぞ、どうぞ」で入浴させてくれた。ほんとうに有難かった。露天の大岩風呂に入る。無色透明無味無臭の湯。
小国町の中心、宮原に戻ると、ここからは国道212号で大分県境の杖立温泉へ。今晩の宿「杖立観光ホテルひぜんや」に到着したのは22時10分。ここは熊本・大分の県境をまたぐ温泉宿。玄関は大分県になる。館内で県境を越え、熊本県側の部屋に入った。
さっそく第18湯目、熊本県側の大浴場に入る。ステンドグラスが色鮮やか。これで1日18湯の新記録達成だ。
「1日18湯」というのは今回の「300日3000湯」のみならず、ぼくのいままでの温泉記録にも並ぶもの。湯につかりながらうれしさがこみあげてくる。こういうときというのは、ほんとうに不思議なのだがまったく疲れを感じない。湯から上がると、「菊池渓谷水の駅」で買った「いきなりだご」を食べる。これが本日の夕食だ。
朝湯 | 七城温泉「七城温泉ドーム」 |
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朝食 | 七城温泉「七城温泉ドーム」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、明太子、蒲鉾、昆布巻き、サラダ、納豆、酢の物、ハムエッグ、海苔、梅干し、デザート |
9時 | 七城温泉「七城温泉ドーム」を出発 |
1426湯目 | 亜細亜旅情温泉「月のホタル」(300円) |
1427湯目 | 不二乃湯温泉「不二乃湯」(100円) |
1428湯目 | 宝田温泉「宝の湯」(200円) |
1429湯目 | 植木温泉「温泉センター」(200円) |
1430湯目 | 宮原温泉「長命館」(700円) |
1431湯目 | 屋台村温泉「湯の屋台村」(200円) |
昼食 | 屋台村温泉「湯の屋台村」 馬丼(300円) |
弁天温泉(定休日) | |
1432湯目 | 菊南温泉「ロマネスクリゾート菊南」(600円) |
1433湯目 | 泗水孔子温泉「孔子温泉」(390円) |
1434湯目 | とよみずの湯温泉「とよみずの湯」(300円) |
1435湯目 | はなぶさ台温泉「翠篁苑」(700円) |
1436湯目 | 菊池渓谷温泉「温泉館」(300円) |
兵戸峠(峠越え) | |
大分県に入る | |
熊本県に入る | |
1437湯目 | 北里バラン温泉「博士の湯」(300円) |
1438湯目 | 奴留湯温泉「共同浴場」(200円) |
1439湯目 | 山川温泉「ホタルの里温泉」(300円) |
1440湯目 | 麻生釣温泉「亀山の湯」(500円・割引) |
1441湯目 | はげの湯温泉「わいた山荘」(300円) |
1442湯目 | 岳の湯温泉「清流荘」(500円) |
22時10分 | 杖立温泉「ひぜんや」(1泊朝食10655円) |
1443湯目 | 杖立温泉「ひぜんや」 |
夕食 | 「菊池渓谷水の駅」のいきなりだご(350円) |
本日の走行距離数 153キロ | |
本日の温泉入浴数 18湯 |
七城温泉「七城温泉ドーム」の朝湯に入る | 「七城温泉ドーム」の朝食を食べる | 「七城温泉ドーム」を出発 |
亜細亜旅情温泉「月のホタル」 | 不二乃湯温泉「不二乃湯」 | 宝田温泉「宝の湯」 |
植木温泉「温泉センター」 | 「温泉センター」の湯 | 宮原温泉「長命館」 |
「長命館」の赤湯 | 「長命館」の白湯 | 「長命館」の露天風呂に入る |
「長命館」の大正、昭和初期の写真展示 | 屋台村温泉「湯の屋台村」 | 「湯の屋台村」の湯 |
「湯の屋台村」の馬丼 | 弁天温泉は定休日 | 菊南温泉「ロマネスクリゾート菊南」の湯 |
泗水孔子温泉「孔子温泉」 | とよみずの湯温泉「とよみずの湯」 | はなぶさ台温泉「翠篁苑」 |
「翠篁苑」の竹林 | 菊池渓谷水の駅 | 兵戸峠 |
北里バラン温泉「博士の湯」 | 「博士の湯」の大浴場 | 小国町の温泉案内板 |
奴留湯温泉の共同浴場 | 奴留湯温泉の共同浴場の湯 | 山川温泉「ホタルの里温泉」 |
麻生釣温泉「亀山の湯」 | はげの湯温泉「わいた山荘」の湯 | 岳の湯温泉「清流荘」の湯 |
今晩の宿、杖立温泉「ひぜんや」に到着 | 「ひぜんや」内の県境を越える | 「ひぜんや」の大浴場 |
夕食の「いきなりだご」を食べる |