温泉めぐり日本一周[209日目]
投稿日:2019年7月9日
「オバラッチ」登場!
船沢温泉「船沢温泉」の朝湯に入る。若干のにごり湯。かなり濃い塩分。大浴場には朝日がサンサンと差し込んでいる。梅雨が明けたかのような青空が広がっている。
湯から上がるとご飯、味噌汁、ナスの煮物、ナスの漬物、完熟トマト、身欠きニシン、納豆、海苔朝食。ナスの漬物と完熟トマトがことのほかおいしかった。ナスとトマトは船沢温泉の庭でつくられたもの。「おいしいですねえ!」と女将さんにいうと、「たくさん食べてね」といって、ナスの漬物と完熟トマトのおかわりをもってきてくれるのだった。
8時、船沢温泉「船沢温泉」を出発し、能代駅前でDR−Z400Sを止めた。
「さー、行くぞ!」
と、DRにひと声かけて走り出す。
第1湯目は森岳温泉。「森岳温泉ホテル」はまだ時間が早く、「ゆうぱる」は本日休業で入れず、3軒目の「丸富ホテル」の湯に入れた。森岳温泉は日本一の強塩泉だとのことで、無色透明の湯はかなり塩辛い。源泉は64.0度という高温湯だ。
森岳温泉から能代駅前に戻ると、国道7号→国道101号で日本海を南下する。
第2湯目は砂丘温泉「ゆめろん」の湯。大浴場の湯は塩分を含んだ有色湯。浴室からはわずかに日本海が見える。湯から上がったあとは大広間で「15分寝」。これが最高の気持ち良さ。生き返るような思いだ。
第3湯目は若美温泉「夕陽温泉WAO」の湯。大浴場と露天風呂はともに茶色っぽい湯。大浴場の湯はかなり塩分の濃い湯だが、露天風呂の方は無味無臭。浴室からは松林越しに日本海が見える。
第4湯目は大潟村温泉「サンルーラル大潟」の湯。8階の展望浴場からは、八郎潟の干拓によってできた大潟村の大水田地帯を一望する。そんな風景を眺めていると、船沢温泉の女将さんの話が思い出される。女将さんは八郎潟の湖畔で育った。「浅い湖でね。海水と混じり合っているので、とってもよく魚がとれたの。シジミなんか、それこそザクザクとれたのよ」といって、「シジミ採り」の格好を実際にやって見せてくれたのだ。
男鹿半島に入っていく。さ〜、「男鹿半島一周」の温泉めぐりの開始だ。
第5湯目は男鹿山温泉「なまはげのゆっこ」。大浴場には大風呂のほかに泡湯や寝湯がある。無色透明の湯だが、大風呂は有味、そのほかは無味の湯。湯から上がると昼食。「稲庭冷やしうどん」を食べた。
第6湯目は男鹿温泉の国民宿舎「男鹿」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。草色がかった湯の色。若干の塩味がする。加水、加温、循環、ろ過、消毒剤ナシ。すべて、ナシナシの源泉100パーセントの湯だ。
男鹿温泉から男鹿半島最北端の入道崎へ。岬に立ち、岬突端の白黒2色の灯台を見る。
入道崎からは男鹿半島西岸の断崖が連続する海岸線を南下する。このルートは絶景!
第7湯目は戸賀温泉「ホテル帝水」の湯。大浴場、露天風呂からは日本海を一望する。すばらしい「絶景湯」だが、湯の方は加水アリ、加温アリ、循環アリ、ろ過アリ、消毒剤アリの「アリアリ湯」。それでも「超絶景湯」なのでじつに気持ちよく湯につかれた。
第8湯目は桜島温泉「ホテルきららか」の湯。大浴場と露天風呂はともににごり湯で塩分が濃い。大浴場は熱め、露天風呂は温めの湯で、ともに湯につかりながら日本海を眺める。戸賀温泉もそうだが、海を見ながら湯につかっていると、もうそれだけで温泉の効果がぐっと上がったような気がする。海の見える温泉はいいものだ。
男鹿半島西岸をさらに南下する。交通量も少ない。そんな道でBMWとすれ違った。その瞬間、ライダーは大きく手を振ってくれた。バックミラーをのぞき込むと、停車し、Uターンしようとしているではないか。
何とそのBMWに乗っていたのはカメラマンの「オバラッチ」こと小原信好さんだった。「温泉めぐり日本一周」の「本州西部編」の前橋駅前で別れて以来、半年ぶりの再会になる。
「ヤーヤー!」
「オバラッチ」は『ツーリングマップル東北』の表紙撮影という密命を帯びているという。それにしても何という偶然。我々はさっそく撮影を開始した(この瞬間技で撮った写真が『ツーリングマップル東北2008年版』の表紙を飾った)。
ここからは「オバラッチ」と一緒に走る。
第9湯目は鵜ノ崎温泉「ホテル楽一」の湯。大浴場の大風呂はきれいな緑色の湯。源泉は49・9度。含硫黄ナトリウムカルシウム塩化物泉だ。
鵜ノ崎温泉を最後に「男鹿半島一周」の温泉めぐりを終えると秋田に向かった。
19時45分、秋田温泉「秋田温泉プラザ」に到着。ここが今晩の宿。「オバラッチ」も一緒に泊まる。
第10湯目の「宿湯」に入ったあとは、レストランで夕食。まずは生ビールで乾杯。つづけてもう1杯。さらにもう1杯。こうなると、もう止まらない2人。「刺身定食」にはほとんど手をつけずに飲みつづける。そこへ「オバラッチ」のライダー仲間、秋田美人の「かおりんさん」がお母さんと一緒に来てくれた。「母が運転手なので」ということで、「かおりんさん」も一緒になって生ビールを飲み干していく。飲みながらバイク談義、ツーリング談義、温泉談義…と話は弾み、あっというまにレストランの営業終了時間になってしまった…。
「かおりんさん」、お母さんと別れると、今度は「オバラッチ」と部屋に場所を移し、自販機のカンビールで二次会開始。日付が変わったところで、我々の宴会はお開きになるのだった。
朝湯 | 船沢温泉「船沢温泉」 |
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朝食 | 船沢温泉「船沢温泉」 ご飯、味噌汁、ナスの煮物、ナスの漬物、完熟トマト、身欠きニシン、納豆、海苔 |
8時 | 船沢温泉「船沢温泉」を出発 |
切石温泉(廃業湯) | |
駒形温泉(廃業湯) | |
2202湯目 | 森岳温泉「丸富ホテル」(730円) |
2203湯目 | 砂丘温泉「ゆめろん」(300円) |
2204湯目 | 若美温泉「夕陽温泉WAO」(300円) |
2205湯目 | 大潟村温泉「サンルーラル大潟」(500円) |
2206湯目 | 男鹿山温泉「なまはげのゆっこ」(300円) |
昼食 | 男鹿山温泉「なまはげのゆっこ」 稲庭冷やしうどん(550円) |
2207湯目 | 男鹿温泉「男鹿」(300円) |
入道崎 | |
2208湯目 | 戸賀温泉「ホテル帝水」(1000円) |
2209湯目 | 桜島温泉「ホテルきららか」(800円) |
出会い オバラッチ | |
潮瀬崎 | |
2210湯目 | 鵜ノ崎温泉「ホテル楽一」(400円) |
19時45分 | 秋田温泉「秋田温泉プラザ」(1泊朝食8150円) |
2211湯目 | 秋田温泉「秋田温泉プラザ」 |
出会い かおりんさん、かおりんさんのお母さん | |
夕食 | 秋田温泉「秋田温泉プラザ」 刺身定食(1570円) |
本日の走行距離数 202キロ | |
本日の温泉入浴数 10湯 |
船沢温泉「船沢温泉」の朝湯に入る | 「船沢温泉」の朝食 | 羽州街道の松並木 |
森岳温泉「丸富ホテル」の湯 | 砂丘温泉「ゆめろん」 | 若美温泉「夕陽温泉WAO」 |
大潟村温泉「サンルーラル大潟」の湯 | 福米沢油田 | 男鹿山温泉「なまはげのゆっこ」 |
男鹿山温泉「なまはげのゆっこ」の「稲庭冷やしうどん」 | 男鹿温泉の国民宿舎「男鹿」 | 国民宿舎「男鹿」の湯 |
男鹿半島最北端の入道崎 | 戸賀温泉「ホテル帝水」の湯 | 桜島温泉「ホテルきららか」の湯 |
秋田温泉「秋田温泉プラザ」の「刺身定食」 |