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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[113]

投稿日:2020年10月22日

九州一周編 61(2017年4月28日)

豊前の一宮「宇佐神宮」

豊前の一宮、宇佐神宮に到着

豊前の一宮、宇佐神宮に到着

宇佐神宮の案内図

宇佐神宮の案内図

宇佐神宮入口の大鳥居

宇佐神宮入口の大鳥居

宇佐参宮線の蒸気機関車

宇佐参宮線の蒸気機関車

宇佐神宮を流れる寄藻川

宇佐神宮を流れる寄藻川

寄藻川にかかる神橋

寄藻川にかかる神橋

宇佐神宮の大鳥居

宇佐神宮の大鳥居

「昭和の町」、豊後高田をひとまわりしたところで出発。国東半島に別れを告げ、国道213号で豊後高田市から宇佐市に入る。この市境が豊後と豊前の国境になる。

 国道10号に合流すると、豊前の一宮の宇佐神宮へ。広い境内には朱塗りの大鳥居と朱塗りの社殿。「宇佐八幡」で知られる宇佐神宮は、全国に2万4000社以上ある八幡神社の総本宮だ。日本中から多くの人が訪れる。

 宇佐神宮の祭神は八幡(はちまん)大神、比売(ひめ)大神、息長帯比売(おきながたらしひめ)命の3神。一之御殿に八幡大神、二之御殿に比売大神、三之御殿に息長帯比売命をまつっている。八幡大神は応神天皇、息長帯比売命は神功皇后のことだ。

 宇佐神宮から東南に6キロほど離れた大元山(御許山)が御神体になっている。ここには多岐津姫(たきつひめ)命、市杵島姫(いちきしまひめ)命、多紀津姫(たきつひめ)命の3女神が祀られている。

 宇佐神宮の参拝を終えると、国道10号を北へ。

 中津を通り、山国川を渡って福岡県に入る。

 福岡県側も旧国は豊前だ。

 豊前市の豊前ICで東九州道に入り、北九州JCTからは九州道を行く。吉志PAで夕食の「肉野菜炒め定食」を食べ、門司港ICで高速を降りた。北九州の小倉、門司までが豊前になる。

 豊前の国府は行橋に近い豊津に置かれた。ここに国府跡、総社、国分寺跡がある。豊津の豊津町は2006年、同じ京都(みやこ)郡の犀川町、勝山町と合併し、新しい町名は「みやこ町」になった。

「ここは豊前国の中心ですよ」
 と誇らしげに言っているような新町名だ。

 旧国というのは、それほどのものなのである。

 北九州市は1963年に門司市、小倉市、戸畑市、八幡市、若松市の5市が合併して誕生したが、そのうちの門司市と小倉市は豊前、戸畑市と八幡市、若松市は筑前になる。

 門司港駅前に到着したのは22時45分。「九州一周」で最初に泊まった「ルートイン」が今晩の宿。部屋に入ると、ポテトチップをパリパリ食べながら、カンビールをキューッと飲み干すのだった。

宇佐神宮の西大門宇佐神宮の本殿宇佐神宮を参拝する

宇佐神宮の西大門 宇佐神宮の本殿 宇佐神宮を参拝する

宇佐神宮の一之御殿宇佐神宮の二之御殿宇佐神宮の三之御殿

宇佐神宮の一之御殿 宇佐神宮の二之御殿 宇佐神宮の三之御殿

宇佐神宮の若宮神社宇佐神宮門前の店でブンタンを買う豊前市の夕暮れ

宇佐神宮の若宮神社 宇佐神宮門前の店でブンタンを買う 豊前市の夕暮れ

豊前市で落日を見る九州道・吉志PAの「肉野菜炒め定食」門司港の「ルートイン」に到着

豊前市で落日を見る 九州道・吉志PAの「肉野菜炒め定食」 門司港の「ルートイン」に到着

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