ジクサー150分割日本一周[317]
投稿日:2022年7月30日
讃岐の国府めぐり(その3)
高松市内にある讃岐一宮の田村神社にやってきた。鳥居をくぐったところには全国68ヵ国98社の一宮一覧を記した石板が建っている。
田村神社と境内の宇都伎社の参拝を終えたあと、「四国八十八ヵ所」第83番札所の一宮寺へ。この寺の歴史だが、大宝年間(701年〜704年)に開基されたとのことで、寺号は大宝院だった。後に行基が堂宇を修理し、田村神社の別当職になったときに、一宮にちなんで一宮寺に改められたという。神仏が分離したのは延宝7年(1679年)。明治維新に吹き荒れた神仏分離よりも200年ほど前のことになる。
讃岐の一宮、田村神社の鳥居 | 田村神社の境内案内図 | 田村神社の一宮一覧 |
田村神社の本殿 | 田村神社の布袋尊 | 讃岐の「七福神めぐり」 |
宇都伎社の鳥居 | 宇都伎社の龍神 | 宇都伎社の拝殿 |
一宮寺の山門 | 一宮寺の本堂 | 一宮寺の大師堂 |
高松からは国道11号→県道33号で四国最北端の竹居岬へ。竹居岬はあまり知られていないが、屋島の東側、庵治町の小半島北端の岬で、「四国最北端」の碑が建っている。砂浜を歩き、きれいな海の向こうに横たわる小豆島を眺めた。
県道33号→国道11号で志度に出ると、徳島で「四国八十八ヵ所」の第1番から第10番までの札所をめぐったのと同じように、第86番から第88番までをめぐる。
第86番は志度寺。大草鞋のかかった山門(仁王門)の左右に立つ木造の金剛力士像は鎌倉時代の運慶の作だといわれている。境内には朱塗りの五重塔。本堂、大師堂と参拝。
志度から県道3号で長尾へ。長尾の町中にある長尾寺が第87番。長尾からは県道3号→国道317号で第88番の大窪寺へ。
つまみ食いのような「四国八十八ヵ所」めぐりだが、こうして結願所の大窪寺までやってくると感動してしまう。山門をくぐり、本堂、大師堂を参拝。ここには宝杖堂があって、88ヵ所をめぐり終えたお遍路さんたちの杖が納められている。
大窪寺から志度の町に戻ると、志度ICから高松道に入り、徳島へ。徳島駅前でジクサー150を止めた。これにて「四国一周」編の終了。
徳島からは神戸淡路鳴門道→第2神明道路→国道2号で姫路へ。姫路駅前の「東横イン」に泊った。ここからは「関西一周後編」の開始だ。