5月12日(8)多賀城→塩竃神社
投稿日:2011年6月17日
仙台からは国道45号を行く。
多賀城では陸奥の国府跡の多賀城跡へ。多賀城跡は無事、「奥の細道」ゆかりの壷碑も無事だ。よかった!
東北地方を襲った大津波で最大級というのは、869年の貞観(じょうがん)の大津波だといわれている。今から1150年前の大津波で陸奥の国府、多賀城は壊滅的な被害を受けたといわれている。今回の平成の大津波は貞観の大津波を上回るといわれているが、多賀城跡までは届かなかった。しかし国道45号を乗り越えているので、海岸から国道45号にかけての一帯は大きな被害を受けた。とくに臨海工業地帯の被害は大きく、石油コンビナートが大津波や火災で大打撃を受けた。工場関係者など200人近い死者が出ている。
多賀城から塩竃へ。
塩竃では奥州の一の宮、塩竃神社に行った。そこではうれしい出会いが待っていた。
「300日3000湯」の温泉めぐりで何度となくカソリを捕獲したホリゴメさんが待ってくれていたのだ。ホリゴメさんにはオバラッチこと小原さんのつくった「東北力」や「東北を目指せ!」、「東北へ進路をとれ!」などの「東北ステッカー」をもらった。
ホリゴメさん、ほんとうにありがとう!
ホリゴメさんと別れ、塩竃神社を参拝。ここも「神仏のご加護」で無傷だ。しかし参拝する人はあまりにも少なく閑散としていた。それが寂しかった。名物団子の茶店も店を閉じていた。塩竃神社に1日も早く、いつものような人出が戻りますように!
塩竃では塩竃漁港に足を伸ばした。すでに漁港での水揚げが始まり、魚市場での競りも始まっていた。魚市場が再開されると漁港は一気に活気づく。
ここでも「頑張ってるぞ!東北!!」の現場を見た。