第133回 浄土ヶ浜
投稿日:2011年10月20日
2010年 林道日本一周・東北編
海のアルプス、陸中海岸国立公園の海岸線に立つ
宮古では閉伊川の河口を見、宮古漁港を見たあと、三陸海岸きっての名勝、浄土ヶ浜に行く。宮古の市街地と隣り合ったところに浄土ヶ浜はある。
駐車場にビッグボーイを停め、海沿いの道を歩いていく。10分ほど歩いて浄土ヶ浜に立つと、岩肌の白さとその上にはえている赤松の緑の対比が色鮮やかな浄土ヶ浜の風景を目の底に焼きつけた。
宮古から国道45号を北へ。盛岡からの小本街道の終点、小本では海のすぐ近くにある小本温泉の湯に入り、「陸中海岸国立公園」のハイライトシーンといってもいい鵜ノ巣断崖や北山崎の展望台に立ち、“海のアルプス”を思わせる大断崖がはてしなくつづく海岸線を眺めた。すごい風景だ。
最後に北緯40度線の岬、黒崎に立つ。ここには地球儀型をした北緯40度線のシンボルタワーが立っている。赤い線で北緯40度線が描かれている。その線上にはアメリカのサクラメント、ソルトレークシティー、デンバー、フィラデルフィア、ヨーロッパのリスボン、マドリッド、ナポリ、アジアのアンカラ、バクー、サマルカンド、敦煌、北京、ピョンヤン。それにつづいて大きな字で書かれた“普代村”がある。
これら北緯40度線上の世界の町々のうち、まだぼくが行ってないのはカスピ海沿岸のバクーと朝鮮半島のピョンヤンだ。
「うーん、行ってみたい!」
と、思わずそんな声を上げてしまうカソリだ。
北緯40度線のシンボルタワーの前にはカリヨンの鐘がある。いかにも幸せをもたらしてくれるかのような鐘の音。高さ140メートルの断崖上には灯台。展望台から黒崎の海岸を見下ろした。
こうして「陸中海岸国立公園」の海岸美をたっぷりと堪能した。
普代で国道45号に出ると久慈へ。久慈からさらに国道45号を北上し、岩手県から青森県に入っていく。階上のラーメン店で「ラーメンライス」の夕食を食べ八戸へ。
電話ボックスで電話帳を見ながら宿探し。八戸で泊まりたかったのだが、どこも満員で泊まれず…。
三沢の「みちのくサニーフラット」に泊まれることになったが、ここが何ともわかりにくいところ。さんざん探しまわり、夜の11時頃、やっと宿に到着した。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 70,76,81,86,95