第161回 茂来林道
投稿日:2011年12月3日
2010年 林道日本一周 関東・東北編
最後は林道ナイトラン、425kmの林道日帰りツーリング
中津川林道の三国峠を越えて信州に入っていく。すると信じられないことだが、あっというまに天気が崩れ、雨が降り出した。関東は晴、信州は雨。三国峠を境にしての劇的な天気の変化。
三国峠からは舗装林道を下っていく。途中で分岐するロングダートの相木川上林道は通行止になっていた。
川上郷最奥の集落、梓山に向かって下っていくと、雨は激しくなる。梓山から千曲川沿いの道を走っていくと豪雨の様相。やがて豪雨の様相どころか本格的な豪雨になり、空が抜け落ちそうな降り方になった。
「やばい!」
このままでは危ないと農協の集荷場の大屋根の下でビッグボーイを停め、しばしの雨宿り。千曲川沿いの県道68号はまるで洪水状態。雨がすこし小降りになったところで走り出したが、あちこちで消防団が出動し、家々の前に土嚢を積み上げ、浸水を防いでいた。
なんということ。すべてがあっというまの出来事だ。
県道68号から県道2号に入り、馬越峠を越えたが、峠道は土砂崩れの連続。それが馬越峠を越え、川上村から南相木村に入ると雨はパラパラ降っている程度でまるで何事もなかったような顔をしている。
南相木村から北相木村に入る。ここでは薄日がさしていた。
親沢峠を越えて小海町に入り、茂来林道のダートに突入。茂来林道を走りはじめるとカーッと強い夏の日差しが照りつけてくる。いったいあの豪雨は何だったのか…と、まるで白昼夢を見たような気分になった。
茂来林道は以前、走ったときよりも舗装区間が延びていたが、道はけっこう大荒れ。9・6キロのダートを走り、県道124号に出た。
県道124号でぶどう峠を越え、長野県から群馬県に入っていく。国道299号に合流すると、上野村の役場を過ぎ、2キロほど行った地点で右折。上野大滝林道に入っていく。一軒宿の野栗沢温泉の前を通り、群馬・埼玉県境の天丸峠へ。
上野大滝林道の群馬県側は全線舗装。峠を貫く天丸トンネルを抜け、埼玉県に入り、奥秩父を下っていく。そのころには日が暮れる。
奥秩父側にはダートが残っていた。ダートナイトラン。4・6キロのダートを走り抜け、中津川林道との分岐点に出た。
大滝からは往路のときも立ち寄った秩父鉄道の終点、三峰口駅でビッグボーイを停める。駅前の「そりまち食堂」で夕食。「ホルモン焼き定食」(700円)を食べた。
ホルモン焼きでパワーをつけたところで、秩父からは山伏峠を越え、往路と同じルートで小沢峠を越えて東京都に入り、21時45分、青梅駅前に到着。そこから伊勢原に戻った。我が家に到着したのは23時30分。全行程425キロの日帰りツーリングだ。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル関東甲信越 46→45→46