環日本海ツーリング[104]
投稿日:2012年6月28日
一直線に伸びる国道に、大陸の雄大さを実感
ハバロフスクからウラジオストクへ、M60(国道60号)を南下する。
この道は中国国境のすぐ近くを通っている。国境をアムール川の支流、ウスリー川が流れているが、川の流れは見えない。
国道沿いには森林地帯がつづき、その中を一直線に切り裂くようにM60が延びている。直線区間が長く、カーブもゆるやか。大陸を実感させる道だ。
国道沿いのカフェで小休止。ちょっと近くの村まで行ってみたが、M60とはうってかわって穴ぼこだらけのダート道で村の中に入った。
M60をさらに南下し、24時間営業のガソリンスタンドで給油。いつものようにオクタン価95のガソリンを入れたが、ほかに92、80もある。80だとエンジンがやられそう。以前、南米ではオクタン価70というガソリンを入れたことがあるが、エンジントラブルを起こすのではないかとヒヤヒヤし通しだった。。
M60沿いのガソリンスタンドでの値段は95が1リッター29ルーブル80カペイカ(約83円)、92は28ルーブル50カペイカ(約79円)、80は26ルーブル85カペイカ(約75円)で、95と80では日本円で10円近い差がある。
ここではスズキの650?バイクに乗るロシア人のツーリングライダーに出会った。
モスクワを出発してから15日目とのことで、「今日中にはウラジオストクに着くよ」といっていた。
彼の話によると「モスクワ→ウラジオストク」は15日ぐらが普通だという。その間は約1万キロ。1日平均約600キロになるが、シベリア横断ルートならば楽に走れる走行距離。ロシア人のツーリングライダーと話していると、無性に新たな「ユーラシア横断」への夢がかきたてられるのだった。