カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ニュージーランド南島ツーリング[19]

投稿日:2012年10月24日

ダニーデン駅の長いホームを歩く

南島第2の都市

 世界の奇景、「モエラギ・ボルダー」から国道1号に出たところで、ここまで先導してくれた「車イス・ライダー」のブリットと別れる。ブリットのスズキGSX1400は軽快なエンジン音を響かせて北へ、クライストチャーチへと走り去っていった。
 我々は南へ、ダニーデンの町を目指す。
 10時45分、ニュージーランド南島第2の都市、ダニーデンに到着。
 スコットランドからの移民によって造られたダニーデンの中心街には、スコットランド風の建物が何棟も残っている。
 ダニーデンの中心、ダニーデン駅前で我々はバイクを停めた。
 1900年代の初頭に建てられたダニーデン駅は堂々とした建物。東京駅にも負けず劣らずといったところで、当時のこの町の繁栄ぶりが偲ばれた。
 1860年代、この地方で金鉱が発見されとゴールドラッシュに沸きかえり、ダニーデンはその中心地になり、ニュージーランドでも最大規模の人口を誇る町になった。ダニーデン駅はその象徴なのだ。
 駅構内を歩き、ガランとした長いホームを歩く。今ではすっかり鉄道が衰退してしまったことがよくわかる光景。要塞を思わせるような大きな駅舎だけに、それが何ともいえない哀しみを感じさせる。
 そんなダニーデン駅のホームの一角からは、タイエリ峡谷鉄道の観光列車が出ている。タイエリ川の峡谷を行く列車。今度来るときは「乗ってみたい!」と思わせるようなタイエリ峡谷鉄道だ。

国道1号を南下。先頭はカソリ号のスズキV?ストローム


ダニーデンに到着
ダニーデン中心街のスコットランド風の建物


ダニーデン駅
ダニーデン駅前にズラリと並んだ我らのバイク


ダニーデン駅の構内
ダニーデン駅から出るタイエリ峡谷鉄道


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