アドレス日本一周 east[130]
投稿日:2013年12月18日
男鹿半島一周
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男鹿半島南西端の潮瀬崎を出発。時計回りの「男鹿半島一周」の旅はつづく。
五社堂のある門前の集落では巨大な「なまはげ」がお出迎え。
門前を過ぎると、日本海を見下ろしながら男鹿半島西海岸の断崖絶壁を縫って走る。この道はかつては有料の「大桟橋有料道路」だった。
桟というのは中山道三大難所のひとつ、「木曽の桟」のように、険しい断崖に木や蔓などで棚のように造った道のこと。「大桟橋」の名は男鹿半島西海岸の断崖の険しさをいい表している。大桟橋有料道路が無料化されたのは1991年4月1日。2輪料金がけっこう高かった記憶があるので、うれしい無料化だった。
男鹿半島西海岸の断崖絶壁地帯を抜け出ると、戸賀湾の湾岸に出る。利賀海水浴場の砂浜沿いの道を走り抜け、県道59号から県道121号で男鹿半島最北端の入道崎に向かっていく。
風景は変わり、草原の中を走る。地形もゆるやかになる。
北緯40度線のモニュメントの建つ入道崎に到着。白黒2色の灯台(200円)に登り、足下の園地や岬北側の島、水島を見下ろした。
入道崎で昼食にする。ここには何軒ものレストランがあるが、そのうち「ニュー畠兼」に入り、「なまはげ丼」(2500円)を食べた。アワビやホタテ、イクラ、カニ、エビ、ウニ、トビコののった海鮮丼。トビコというのはトビウオの子でプリプリしている。
それにハタハタの味噌味の魚汁がついている。
男鹿半島ではハタハタは冬の魚として欠かせない。どの家もハタハタは箱で買ったものだという。メスだけのハタハタが一番高い値段で、メスとオスが混ざった箱、オスだけの箱という順に値段が安くなるという。飯ずしの「はたはたずし」は正月には欠かせない料理だという。そんな話を店で聞いた。