アドレス日本巡礼[172]
投稿日:2014年11月1日
国道と旧道をつないで
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月13日
武蔵国の一宮、氷川神社の門前町としてにぎわった大宮宿から中山道を行く。新大宮バイパス(国道17号)、国道16号と横切り、上尾宿に入っていく。上尾宿の中心はJR上尾駅の周辺だ。
つづいて桶川宿、鴻巣宿とスズキの125ccスクーター、アドレスV125Gを走らせる。鴻巣宿は江戸時代からの雛人形の産地として知られている。
鴻巣宿を過ぎると、いったん国道17号に合流し、国道沿いの食堂「峠茶屋」で昼食。「かつ丼」(600円)を食べた。
国道17号で熊谷宿を走り抜け、つづいて旧道で深谷宿から本庄宿へ。
深谷宿には常夜灯が残っている。それには次のような説明があった。
「江戸時代、中山道深谷宿の東と西の入口に常夜灯が建てられ、旅人の便がはかられた。天保11年(1840年)の4月に建立されたもので、高さは約4メートル。中山道では最大級のものだ。深谷宿の発展を祈願して天下泰平・国土安民・五穀成就という銘文が刻まれている。これを建てたのは江戸時代の中頃から盛んになった富士講の人たち。(中略)。天保年間には深谷宿には約1・7キロの間に80軒もの旅籠があり、近くに中瀬河岸場があり、中山道きってのにぎやかさであった」。
本庄宿には金鑚神社がある。祭神は天照皇大神、素戔嗚尊、日本武尊の3神で、社伝によると創建は欽明天皇の2年(541年)という古社。権現造りの朱塗りの社殿が目を引く。境内には欅や銀杏の老樹がおい茂り、大クスが御神木になっている。本庄宿を過ぎると埼玉・群馬県境を流れる神流川を渡り、群馬県に入った。
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