アドレス日本巡礼[320]
投稿日:2016年2月23日
宿場巡りはつづく
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月30日
国道21号沿いの中山道の宿場巡りはつづく。鵜沼宿から太田宿へ。太田宿は飛騨街道と郡上街道の分岐する交通の要衝の地。今でも国道21号と飛騨を縦貫して富山に通じる国道41号がここで交差している。太田宿では本陣跡を見たあと、「中山道会館」(入館無料)を見学し、さらに脇本陣の林家を見学する。現存する脇本陣の中では中山道随一といわれている。中山道の宿場の風情が色濃く残る太田宿だ。
太田宿を出ると木曽川にかかる国道21号の新太田橋を渡って行くが、江戸時代の中山道に橋はなく、渡し舟に乗って渡った。「太田の渡し」は「碓氷峠越え」、木曽川の渓谷にかかる「木曽の桟」と並ぶ「中山道三大難所」といわれたほど。それ以上の難所の和田峠は別格ということなのだろう。
次の伏見宿は宿場の中央を国道21号が通っているので宿場町の面影はあまり見られないが、本陣跡には「是より東 尾州領」の碑が立ち、「中山道公園」(一本松公園)もある。伏見宿の次は御嶽宿。国道21号の南側の中山道沿いに宿場町がつづいている。ここでは商家「竹屋」と中山道資料館の「中山道みたけ館」を見学し、最後に名鉄広見線の終点、御嵩駅前でアドレスを止めた。終着駅というのは風情があるものだ。
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