カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

東北四端紀行[19]

投稿日:2017年2月28日

東端編 8 三陸屈指の名勝「浄土ヶ浜」へ

2009年9月10日~10月9日

宮古湾温泉から見る夜明けの宮古湾

宮古湾温泉から見る夜明けの宮古湾

 宮古湾温泉{MARS」の朝食を食べて出発し、国道45号で宮古の市街地に入っていく。まずは閉伊川下流の岸壁にスズキDR−Z400Sを停め、そこからの風景を眺めた。正面には重茂半島の月山が見える。そのあと宮古漁港に行き、三陸海岸屈指の名勝の浄土ヶ浜へ。宮古の市街地と浄土ヶ浜は隣り合っている。駐車場にDRを停め、歩いて浄土ヶ浜まで行く。抜けるような青空と青い海。海に突き出た岩山の岩肌の白さとその上にはえている赤松の緑。そんな浄土ヶ浜の色鮮やかな風景を堪能するのだった。

 宮古からはさらに国道45号を北上。巨大な防潮堤で囲まれた田老に着くと、ここでは田老のシンボルの三王岩を見る。そのあと、三陸鉄道の田老駅前から5キロほど山中に入ったところにある小田代温泉「小田代山荘」(入浴料300円)の湯に入った。

宮古湾温泉「MARS」の朝食宮古を流れる閉伊川宮古湾の眺め。対岸に魚市場が見える

宮古湾温泉「MARS」の朝食 宮古を流れる閉伊川 宮古湾の眺め。対岸に魚市場が見える

三陸海岸屈指の名勝の浄土ヶ浜田老のシンボルの山王岩小田代温泉「小田代山荘」の湯

三陸海岸屈指の名勝の浄土ヶ浜 田老のシンボルの山王岩 小田代温泉「小田代山荘」の湯

国道455号の早坂峠

国道455号の早坂峠

早坂峠の石碑

早坂峠の石碑

国道340号の押角峠

国道340号の押角峠

JR岩泉線の終着駅の岩泉駅

JR岩泉線の終着駅の岩泉駅

 田老から小本へ。盛岡からの小本街道の終点、小本に着くと、まずは小本街道の国道455号で岩泉町と盛岡市の境の早坂峠まで行ってみる。峠で折り返すと、次に新小本街道の国道340号で岩泉町と葛巻町の境の国境峠まで行く。ここでも峠で折り返し、最後に国道340号を南へ、岩泉町と宮古市の境の押角峠まで行く。峠を貫く雄鹿戸トンネルを往復したが、このあたりは北上山地の中でも一番険しい山並み。そこをJR岩泉線が通っている。押角峠を越えた宮古市側にある押角駅は、鉄道ファンにいわせると日本でも一、二の秘駅なのだという。

 押角峠から小本に戻ったが、その途中ではJR岩泉線の終着駅、岩泉駅に立ち寄った。そして小本では一軒宿の小本温泉「黄金八大龍王の湯」に泊まった。三陸海岸にはほとんど温泉がないのでここはきわめて貴重な温泉。湯もなかなかのもので、内風呂と露天風呂の湯にどっぷりつかった。湯上りの夕食には刺身の盛り合わせや海鮮天ぷら、海鮮鍋などの海鮮料理が出た。

小本温泉「黄金八大龍王の湯」小本温泉「黄金八大龍王の湯」の内風呂小本温泉「黄金八大龍王の湯」の夕食

小本温泉「黄金八大龍王の湯」 小本温泉「黄金八大龍王の湯」の内風呂 小本温泉「黄金八大龍王の湯」の夕食

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