東北四端紀行[19]
投稿日:2017年2月28日
東端編 8 三陸屈指の名勝「浄土ヶ浜」へ
宮古湾温泉{MARS」の朝食を食べて出発し、国道45号で宮古の市街地に入っていく。まずは閉伊川下流の岸壁にスズキDR−Z400Sを停め、そこからの風景を眺めた。正面には重茂半島の月山が見える。そのあと宮古漁港に行き、三陸海岸屈指の名勝の浄土ヶ浜へ。宮古の市街地と浄土ヶ浜は隣り合っている。駐車場にDRを停め、歩いて浄土ヶ浜まで行く。抜けるような青空と青い海。海に突き出た岩山の岩肌の白さとその上にはえている赤松の緑。そんな浄土ヶ浜の色鮮やかな風景を堪能するのだった。
宮古からはさらに国道45号を北上。巨大な防潮堤で囲まれた田老に着くと、ここでは田老のシンボルの三王岩を見る。そのあと、三陸鉄道の田老駅前から5キロほど山中に入ったところにある小田代温泉「小田代山荘」(入浴料300円)の湯に入った。
田老から小本へ。盛岡からの小本街道の終点、小本に着くと、まずは小本街道の国道455号で岩泉町と盛岡市の境の早坂峠まで行ってみる。峠で折り返すと、次に新小本街道の国道340号で岩泉町と葛巻町の境の国境峠まで行く。ここでも峠で折り返し、最後に国道340号を南へ、岩泉町と宮古市の境の押角峠まで行く。峠を貫く雄鹿戸トンネルを往復したが、このあたりは北上山地の中でも一番険しい山並み。そこをJR岩泉線が通っている。押角峠を越えた宮古市側にある押角駅は、鉄道ファンにいわせると日本でも一、二の秘駅なのだという。
押角峠から小本に戻ったが、その途中ではJR岩泉線の終着駅、岩泉駅に立ち寄った。そして小本では一軒宿の小本温泉「黄金八大龍王の湯」に泊まった。三陸海岸にはほとんど温泉がないのでここはきわめて貴重な温泉。湯もなかなかのもので、内風呂と露天風呂の湯にどっぷりつかった。湯上りの夕食には刺身の盛り合わせや海鮮天ぷら、海鮮鍋などの海鮮料理が出た。