カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

奥州街道を行く! [21]

投稿日:2017年5月30日

奥州最南の宿場

2009年10月28日

 新白河駅前の「東横イン」の朝食を食べて出発。白河からは旧奥州街道の国道294号を行く。奥州街道も白河から東京までは「江戸五街道」になる。奥州街道の復路編も最後の行程だ。

 スズキのDR−Z400Sを走らせ、旧奥州街道の国道294号を南下。白河の市街地を走り抜け、国道289号との交差点を横切る。そこから5キロほど行くと白坂宿に着く。そこは奥州街道の奥州最南の宿場だ。

 白坂宿から1キロほど行くと福島・栃木県境の明神峠に到着。峠越えの区間は道幅が狭くなる。ここには境の明神がまつられている。奥州側には住吉神社、関東(下野)側には玉津島神社。両社が国境を境に隣りあっている。またここには「二所ヶ関址」碑もある。

新白河駅前の「東横イン」の朝食新白河駅前の「東横イン」を出発旧奥州街道の国道294号を南下

新白河駅前の「東横イン」の朝食 新白河駅前の「東横イン」を出発 旧奥州街道の国道294号を南下

奥州街道の奥州側最南の白坂宿奥州街道の関東と奥州の境の明神峠明神峠の住吉神社

奥州街道の奥州側最南の白坂宿 奥州街道の関東と奥州の境の明神峠 明神峠の住吉神社

 明神峠を栃木県側に下ると、国道294号の右手には復元された泉田の一里塚跡。その先には寄居宿の集落。寄居宿は奥州街道の関東側最北の宿場になる。

 芦野宿手前の国道294号の右手には西行ゆかりの「遊行柳」。芭蕉も「奥の細道」で訪れている。その奥には小さな祠の湯泉神社があるが、祠の前には「上の宮のイチョウ」で知られている大イチョウ。樹齢400年とのことだが、根回り6メートル、樹高は35メートルというとてつもない巨木だ。

「遊行柳」と「上の宮のイチョウ」を見たあと芦野宿に入っていった。

奥州街道の復元された泉田の一里塚奥州街道の関東側最北の寄居宿芦野の「遊行柳」

奥州街道の復元された泉田の一里塚 奥州街道の関東側最北の寄居宿 芦野の「遊行柳」

芦野の「上の宮のイチョウ」芦野の湯泉神社奥州街道の芦野宿に入っていく

芦野の「上の宮のイチョウ」 芦野の湯泉神社 奥州街道の芦野宿に入っていく

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