温泉めぐり日本一周[62日目]
投稿日:2017年11月13日
雨が雪に、芦峅寺で折り返す
新平湯温泉「静山荘」の朝湯に入り、お雑煮、ご飯、味噌汁、生卵、のり、漬物の朝食を食べ、9時30分に出発。
奥飛騨温泉郷から神岡に戻ると、国道41号で富山へ。県境までずっと高原川に沿って走る。県境で宮川と合流し、2本の川は神通川となって富山湾へと流れていく。
富山県に入り、「道の駅細入」を通り過ぎようとしたとき、手を振ってくれてる人を発見。宇奈月温泉で別れた「すずさん」だ。「すずさん」は「(カソリさんは)もうそろそろこの地点を通過するだろう」ということで待ち構えてくれていた。
すずさんは今回はバイク。愛車のカワサキ250TRを走らせてやってきた。さっそく一緒に人気の日帰り湯、神通峡温泉「楽今日館」に行ったが、残念…、「本日休業」。ということで、第1湯目となった春日温泉「ゆ〜とりあ越中」の湯に一緒に入った。大浴場と露天風呂。湯から上がると、「飛騨牛乳」で乾杯。午後から仕事だという「すずさん」とは春日温泉で別れた。
第2湯目は「ゆうゆう館」の湯。大浴場と露天風呂。露天風呂には桶湯もある。湯から上がると昼食。「釜あげ天ぷらうどん」を食べた。ここの揚げたての天ぷらはうまかった。
八尾ゆめの森温泉「ゆうゆう館」を出発する頃には天気は急変し、雨が降ってくる。ついさきほどまでは一片の雲もない快晴の空だったのに…。冬の北陸を思い知らされた。「弁当を忘れても傘は忘れるな」の冬の北陸だ。
温泉めぐりの舞台を立山の山麓一帯に移す。雨は雪に変わり、あっというまに路面は白くなる。そんな雪道の登りでツーーーステーンと転倒。ジェベルにはまったくダメージはなかったが、ぼくはしこたま腰を打った。「アイテテテテ…」。雪は辛い。その辛さに負け、立山山麓の粟巣野温泉まで行くのを断念し、転倒した地点で引き返した。
第3湯目は亀谷温泉。国民宿舎「白樺ハイツ」の湯に入る。雪に痛めつけられたあとの温泉は効く。湯につかった瞬間、凍りついた体中をドクドクと音をたてて血がめぐり出すのがよくわかる。湯の中で強打した腰を手でさする。この「湯の中手当て」がじつによく効くのだ。そのおかげで「よーし、行くぞ!」という気になってくる。温泉の「入浴前」と「入浴後」ではエライ違いだ。気分をよくして亀谷温泉を出発したが、富山平野へと下っていくと雪は雨に変わった。ほんのわずかな高低差で雪になったり雨になったりする。
第4湯目は尖山湯豊温泉。日帰り湯「立山町いきいき長寿センター」の湯に入った。ここの源泉名は「横江温泉」になっている。近くには富山地方鉄道の「横江駅」がある。「尖山」というのは、ここからも見えるツンと尖った標高559メートルの山。立山連峰の山麓から富山平野に出るあたりの目立つ山で、絶好のランドマークになっている。尖山は「ピラミッド伝説」の山でも知られ、「湯豊」は「UFO」にひっかけてあるとのこと。何ともユニークな温泉名ではないか。そんな尖山湯豊温泉の湯から上がるころには雨が上がっていた。
第5湯目は吉峰温泉「ゆ〜ランド」の湯。大浴場には打たせ湯。湯量の豊富な打たせ湯なので気持ちいい。次のアルプス温泉「アルプスの湯」は本日休業で入れず、夜の部の温泉めぐりが始まる。
第6湯目は大岩湯神子温泉「湯神子」の湯。大浴場の湯船の大きさには目を奪われる。ここには露天風呂もある。次のみのわ温泉は見つけられずに入れなかった。これが夜の部の温泉めぐりの辛いところ。温泉をみつけにくいのだ。その次の小泉温泉は廃業湯で入れなかった。
第7湯目は北山温泉「ホテル北山」の湯。ここは温泉銭湯風で大浴場の湯につかった。次の大谷温泉に到着したのは21時20分。一軒宿の「大坪旅館」の入浴は21時までで残念ながら入れなかった。
今晩の宿、黒部漁港に面した生地温泉「生地第一温泉」に到着したのは22時。第8湯目の宿湯に入り、湯から上がると部屋でコンビニ弁当の夕食。カンビールを飲みながら「カレーうどん」と「細巻納豆」を食べた。
朝湯 | 新平湯温泉「静山荘」 |
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朝食 | 新平湯温泉「静山荘」 お雑煮、ご飯、味噌汁、生卵、のり、漬物 |
9時30分 | 出発 |
富山県に入る | |
「すずさん」との出会い | |
神通峡岩稲温泉 定休日で入れず | |
540湯目 | 春日温泉「ゆ〜とりあ越中」(600円) |
「すずさん」との別れ | |
541湯目 | 八尾ゆめの森温泉「ゆうゆう館」(600円) |
昼食 | 八尾ゆめの森温泉「ゆうゆう館」 「釜あげ天ぷらうどん」(680円) |
越中八尾温泉 入浴のみは不可 | |
542湯目 | 亀谷温泉「白樺ハイツ」(600円) |
粟巣野温泉 雪で断念… | |
543湯目 | 尖山湯豊温泉「立山町いきいき長寿センター」(500円) |
544湯目 | 吉峰温泉「ゆ〜ランド」(600円) |
アルプス温泉 定休日で入れず | |
545湯目 | 大岩湯神子温泉「湯神子」(500円) |
546湯目 | 北山温泉「ホテル北山」(370円) |
大谷温泉 営業時間はすでに終了… | |
22時 | 生地温泉「生地第一温泉」(1泊朝食6000円) |
547湯目 | 生地温泉「生地第一温泉」 |
夕食 | コンビニ弁当 |
本日の走行距離数 207キロ | |
本日の温泉入浴数 8湯 |
新平湯温泉「静山荘」の朝食 | 新平湯温泉「静山荘」のご夫妻 | 道の駅「細入」での「すずさん」との出会い |
「すずさん」からの差し入れの「チオビタドリンク」と「チョコボール」 | 神通峡岩稲温泉の「楽今日館」は定休日で入れず | 春日温泉「ゆ〜とりあ越中」 |
八尾ゆめの森温泉「ゆうゆう館」 | 「ゆうゆう館」の「釜あげ天ぷらうどん」 | 立山信仰の拠点、芦峅寺を行く。この先で転倒… |
亀谷温泉「白樺ハイツ」 | 尖山湯豊温泉「立山町いきいき長寿センター」 | 吉峰温泉「ゆ〜ランド」 |
アルプス温泉「アルプスの湯」は定休日で入れず | 北山温泉「ホテル北山」 | 「ホテル北山」の大浴場 |
生地温泉「生地第一温泉」に到着 | 「生地第一温泉」の生け花 | 夕食のコンビニ弁当 |