温泉めぐり日本一周［156日目］

投稿日：2018年12月2日

土砂降りの中を人吉へ

九州編　27日目（2007年5月16日）

　松島温泉「松風閣」の朝湯に入る。大浴場と露天風呂。目の前には天草5号橋。水路を漁船が通り過ぎていく。ご飯、味噌汁、焼き魚（コノシロ）、豆腐、おから、ひじきの煮物、納豆、生卵、海苔、アミの佃煮、ナスの朝食を食べ、9時15分に出発。天草から三角駅前に戻ると、国道57号で宇土半島の有明海側を行く。

　第1湯目は宇土温泉の日帰り湯「あじさいの湯」。大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯。アルカリ性単純泉のつるつるぽかぽか湯。国道3号に出ると、南へ、八代に向かっていく。

　第2湯目は東陽温泉「せせらぎ」の湯。大浴場と露天風呂。湯から上がると雨が降り出してきた。「せせらぎ」の近くには石橋資料館の「石匠館」がある。この地は肥後の石工のふるさと。肥後の石工といえば通潤橋や霊台橋など地元の石橋のみならず、鹿児島市内の甲突川にかかる石橋群や皇居の二重橋を造った名工たちで知られている。

　第3湯目は八代郊外の千丁温泉の日帰り湯「パトリア千丁」の湯。若干の色つき湯で塩分が濃い。湯から上がると昼食の「肉うどん」を食べた。

　八代からは国道219号で球磨川の谷間に入っていく。

　第4湯目は坂本温泉「クレオン」の湯。大浴場と露天風呂。露天風呂からは球磨川の流れを見下ろす。

　第5湯目は吉尾温泉「高野屋」の湯。ここは小さい湯船だが、湯は惜しげもなく湯船から流れ出ている。

　第6湯目は大野温泉「大野温泉センター」の湯。ふんだんに木を使った建物。湯船も総檜造り。檜の感触がたまらない。露天風呂は岩風呂だ。

　第7湯目は一勝地温泉「かわせみ」の湯。大浴場と露天風呂。露天風呂には石造りの湯船のほかに、一人用の樽風呂と石風呂がある。

　人吉盆地に入っていく。雨は一段と激しくなる。土砂降りの雨の中、人吉周辺の温泉めぐりを開始する。

　第8湯目は紅取山温泉「和楽の里」の湯。大浴場の内風呂のみ。露天風呂には湯が入っていなかった。湯から上がると夕食。「刺身定食」を食べた。

　第9湯目は華まき温泉。国道219号から北に入っていく。名刹石水寺の前を通り、嵯峨里の集落を抜け出たところに、日帰り湯の「華まき温泉」がある。ここは内風呂のみ。湯がすごくいい。ぬるぬるつるつる湯。湯につかった瞬間、肌にスーッと膜が張るような感触がある。思わず自分の手で自分の肌をさすってしまったが、それほどの「すべすべ湯」。

　第10湯目は筌場温泉「花手箱」の湯。大浴場と露天風呂。露天風呂は「舟湯」で、舟形の湯船に湯が満々と流れ込んでいる。

　第11湯目は中神温泉「中神温泉」の湯。入口に料金箱があって200円を入れて湯につかる。温めの湯でツルツル湯。小さな湯船にはふんだんに湯が流れ込んでいる。

　第12湯目は涼水戸温泉「涼水戸温泉」の湯。ここも入口に料金箱があって300円を入れる。内風呂と露天風呂。露天風呂には大釜風呂と舟風呂。舟の半分が男湯、もう半分が女湯になっている。

　21時15分、今晩の宿、人吉温泉の国民宿舎「くまがわ荘」に到着。さっそく第13湯目の宿湯に入るのだった。

本日のデータ　料金等は当時のものです
朝湯	松島温泉「松風閣」
朝食	松島温泉「松風閣」　ご飯、味噌汁、焼き魚（コノシロ）、豆腐、おから、ひじきの煮物、納豆、生卵、海苔、アミの佃煮、ナス
9時15分	松島温泉「松風閣」を出発
	赤瀬温泉（清掃中）
1510湯目	宇土温泉「あじさいの湯」（400円）
1511湯目	東陽温泉「せせらぎ」（400円）
1512湯目	千丁温泉「パトリア千丁」（400円）
昼食	千丁温泉「パトリア千丁」肉うどん（500円）
1513湯目	坂本温泉「クレオン」（450円）
1514湯目	吉尾温泉「高野屋」（200円）
1515湯目	大野温泉「大野温泉センター」（500円）
1516湯目	一勝地温泉「かわせみ」（400円）
1517湯目	紅取山温泉「和泉の里」（400円）
夕食	紅取山温泉「和泉の里」刺身定食（1380円）
1518湯目	華まき温泉「華まき温泉」（300円）
1519湯目	筌場温泉「花手箱」（300円）
1520湯目	中神温泉「中神温泉」（200円）
1521湯目	涼水戸温泉「涼水戸温泉」（300円）
21時15分	人吉温泉「くまがわ荘」（1泊朝食6240円）
1522湯目	人吉温泉「くまがわ荘」
本日の走行距離数　193キロ
本日の温泉入浴数　13湯