温泉めぐり日本一周[157日目]
投稿日:2018年12月9日
鹿児島県に入った
人吉温泉の国民宿舎「くまがわ荘」の朝湯に入る。年季の入った木の湯船。ここは「若返りの湯」で、よか男、よか女に変身する湯なのだという。ご飯、味噌汁、塩ジャケ、明太子、ハムエッグ、フキとゼンマイの煮物、カボチャ、梅干し、海苔の朝食を食べ、8時30分に出発。前日の雨も上がり、青空が広がっている。ところで人吉温泉だが、人吉の中心部にある温泉の総称で、温泉宿が何軒もある。すごいのは公衆温泉浴場で全部で16ヵ所にある。源泉の数は50以上。人吉は大変な温泉地なのだ。
第1湯目はさがら温泉「茶湯里」の湯。大浴場と露天風呂はともに石造りの湯船。露天風呂の湯船はそれほど大きくはないが、広々とした敷地内にあるのでゆったり気分で湯につかった。若干の濁り湯で無味無臭。温泉館前のグランドゴルフ場では、年配の皆さん方が歓声を上げてグランドゴルフを楽しんでいる。
第2湯目は山江温泉「ほたる」の湯。大浴場と露天風呂はともに広々していて気持ちよく湯につかれる。
第3湯目は明哲温泉「明哲温泉」の湯。大浴場と露天風呂。大岩を配した大露天風呂はじつに趣がある。ともに温めの湯なので長湯できる。
これら人吉周辺の3湯に入ったあと、国道219号で湯前に向かっていく。その途中では神城温泉、錦町温泉、薬師温泉、多良木温泉の4湯に入る。
第4湯目は神城温泉「神城温泉」の湯。大浴場と露天風呂には誰もいない。しばし貸し切り湯状態で湯につかり、思い切り手足を伸ばした。
第5湯目は錦町温泉「錦町温泉センター」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。ここでも誰もいない湯に自分一人で入った。隣の女湯からはおそらくグループで来たのだろう、数人の女性たちの声が聞こえてくる。はっきりと聞き取れる声なのだが、熊本訛りというのか、球磨訛りというのか、わかるのは半分くらいだった。
第6湯目は薬師温泉「ヘルシーランド」の湯。ここも大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯。浴室からは温迫峠の山並みが見える。
第7湯目はえびす温泉「えびす温泉」の湯。ここは多良木駅前の温泉施設。大きなえびすさんの像がドーンと鎮座している。大浴場と露天風呂。大浴場の湯船の一角には電気風呂がある。ビリビリッとくるこの電気風呂はどうも好きになれない。露天風呂は庭園風呂。湯から上がると、「カレーうどん」を食べた。
国道219号で湯前に到着。
第8湯目はゆの前温泉の日帰り湯「湯楽里」の湯。大浴場と露天風呂。高台上にある温泉施設なので眺めがいい。九州山地の第2の高峰、市房山(1720m)が間近に見える。「湯楽里」の湯から上がるとさらに国道219号を走り、熊本・宮崎県境の横谷峠まで行き、峠を貫くトンネルの入口で折り返した。
人吉に戻ると九州道に入り、八代ICで降り、そこからは国道3号を南下する。国道3号沿いの温泉めぐりを開始する。
第9湯目の日奈久温泉は一番大きな温泉地。国道3号から温泉街の中に入り、「松の湯」に入った。入浴料金は150円。熱めの湯と温めの湯。日奈久温泉は名湯だ。
第10湯目は御立岬温泉「御立岬温泉センター」の湯。大浴場と露天風呂。塩分の濃い湯。それも塩辛いのではなく、甘辛い湯。湯につかりながら目の前の天草の島々を見る。絶景湯だ。
第11湯目は計石温泉「計石温泉センター」の湯。大浴場の内風呂のみ。湯は地元のみなさんで混み合っていた。湯につかりながら、みなさん方の話を聞いている。話題はもっぱら「ハウス栽培」。大浴場は農業講習会の会場と化し、湯につかりながら熱心にハウス栽培の情報交換をしていた。
第12湯目は湯浦温泉「ヘルシーパーク芦北」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。湯のやわらかな感触が肌に残った。
第13湯目はつなぎ温泉「四季彩」の湯。モノレールで展望風呂へ。大浴場と露天風呂。露天風呂は崖下の岩風呂だ。
第14湯目は湯ノ鶴温泉「四浦屋本店」の湯。ここは石の湯船の内風呂のみ。かなり熱い湯で、湯につかりながら、思わず「アチチ!」と声を上げてしまった。そのあとは熱い湯の中で体を動かさないようにして、じっと湯につかった。
国道3号で県境を越えて鹿児島県に入った。
今晩の宿、出水温泉「薩摩つる乃湯」に到着したのは21時30分。「間に合った」。22時までは大浴場の湯に入れるのだ。さっそく第15湯目の「宿湯」に入る。大浴場の湯から上がると、フロントに置いてあるパック入りの「おこわ」が目に入り、買おうとした。ところが受付の美人姉妹は「これは売れ残ったものだから」といって代金を受け取らない。それだけではなく、「どうぞ、これも」といって、カンビールとウーロン茶も持たせてくれた。ありがたく薩摩美人の姉妹の好意を受け取ったが、部屋でカンビールを飲みながら食べる「おこわ」はとびきりのうまさだった。
朝湯 | 人吉温泉「くまがわ荘」 |
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朝食 | 人吉温泉「くまがわ荘」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、明太子、ハムエッグ、フキとゼンマイの煮物、カボチャ、梅干し、海苔 |
8時30分 | 人吉温泉「くまがわ荘」を出発 |
1523湯目 | さがら温泉「茶湯里」(400円) |
1524湯目 | 山江温泉「ほたる」(400円) |
1525湯目 | 明哲温泉「明哲温泉」(300円) |
1526湯目 | 神城温泉「神城温泉」(500円) |
1527湯目 | 錦町温泉「錦町温泉センター」(300円) |
1528湯目 | 薬師温泉「ヘルシーランド」(300円) |
1529湯目 | えびす温泉「えびす温泉」(300円) |
昼食 | えびす温泉「えびす温泉」カレーうどん(400円) |
1530湯目 | ゆの前温泉「湯楽里」(400円) |
横谷峠(峠返し) | |
1531湯目 | 日奈久温泉「松の湯」(150円) |
1532湯目 | 御立岬温泉「御立岬温泉センター」(500円) |
鶴木山温泉(廃業湯) | |
1533湯目 | 計石温泉「計石温泉センター」(170円) |
1534湯目 | 湯浦温泉「ヘルシーパーク芦北」(300円) |
1535湯目 | つなぎ温泉「四季彩」(500円) |
1536湯目 | 湯ノ鶴温泉「四浦屋本店」(200円) |
夕食 | 国道3号沿いの「ファミリーマート」コンビニ弁当 |
鹿児島県に入る | |
21時30分 | 出水温泉「薩摩つる乃湯」(1泊朝食5000円) |
1537湯目 | 出水温泉「薩摩つる乃湯」 |
夕食 | 出水温泉「薩摩つる乃湯」 おこわ、カンビール、ウーロン茶 |
本日の走行距離数 256キロ | |
本日の温泉入浴数 15湯 |
人吉温泉「くまがわ荘」の前を流れる球磨川 | 「くまがわ荘」の朝湯に入る | 人吉温泉の宣伝用ポスター |
「くまがわ荘」の朝食 | 「くまがわ荘」を出発 | さがら温泉「茶湯里」 |
明哲温泉 | 明哲温泉の入口 | 明哲温泉の露天風呂 |
神城温泉 | 神城温泉の大浴場 | 神城温泉の露天風呂 |
錦町温泉「錦町温泉センター」 | 「錦町温泉センター」の大浴場 | 薬師温泉「ヘルシーランド」 |
えびす温泉のえびす様 | えびす温泉の「カレーうどん」 | ゆの前温泉「湯楽里」 |
ゆの前温泉「湯楽里」の露天風呂 | 「湯楽里」の露天風呂に入る | 「湯楽里」の大浴場 |
「湯楽里」から見る湯前 | 国道219号の熊本・宮崎県境の横谷峠 | 日奈久温泉「日奈久の湯」には入れなかった |
日奈久温泉「松の湯」 | 「松の湯」の浴室 | 御立岬温泉「御立岬温泉センター」 |
計石温泉「計石温泉センター」 | 湯浦温泉「ヘルシーパーク芦北」 | つなぎ温泉「四季彩」 |
湯ノ鶴温泉「四浦屋本店」の湯 | 国道3号沿いの「ファミリーマート」での夕食 | 出水温泉「薩摩つる乃湯」での夕食 |