温泉めぐり日本一周[159日目]
投稿日:2018年12月26日
記録更新、1日19湯達成
川内市街地温泉「温泉センター」の朝湯に入り、川内市街地温泉「川内ホテル」のバイキングの朝食を食べる。ご飯、味噌汁、焼き魚、焼きナス、ゆで卵、炒り卵、さつま揚げ、サラダ。いつものような3杯飯だ。
7時30分、川内市街地温泉「川内ホテル」を出発。川内を拠点にして九州第2の大河、川内川流域の温泉をめぐる。
まずは国道267号を行く。
第1湯目は東郷温泉の日帰り湯「天神の湯」。ここは6時から8時30分までの朝湯タイムがあるので、何としてもそれに間に合わせようと、急いだ。大浴場と露天風呂。まわりの木々の緑が濃い。このように東郷温泉の朝湯タイムに入れたので、このあとの温泉めぐりはぐっと楽になる。
「今日はいけるぞ!」
8時40分、宮之城に到着。
第2湯目の紫尾温泉に向かったところで理髪店が目に入った。その瞬間、昨夜の高校生たちの「ヘアースタイル談義」が思い出され、衝動的に理髪店に入って髪を切ってもらった。さっぱりした気分で紫尾温泉に乗り込んでいく。紫尾神社に隣り合った共同浴場の「神ノ湯」に入った。ここの源泉は紫尾神社本殿の真下だという。石造りの湯船。源泉は50.3度の高温湯。かなり熱い湯、熱い湯、すこし熱い湯と、3つの熱い湯船からなっている。名湯の誉れ高い紫尾温泉だ。
第3湯目は宮之城温泉の共同浴場「湯田区営温泉」。ここは5時から22時まで入れる。入浴料は150円。石の湯船。膨大な湯量で、湯は際限なく、石の湯船からあふれ出ている。
第4湯目は神子温泉「あぴーる館」の「神子の湯」。大浴場と露天風呂。露天風呂の湯から上がると、チェアーに座ってしばしの日光浴。あまりの気持ちのよさにウトウトしてしまう。
第5湯目は観音滝温泉「滝の宿」の湯。入口には飲泉場。明るい広々とした浴室が印象的。大浴場と露天風呂の湯にどっぷりつかった。
第6湯目は針持温泉「関白陣」の湯。大浴場と露天風呂。露天風呂には庭園風呂の岩風呂がある。
これらの4湯に入ると、大口に出た。
大口からは国道268号を行く。
川内川流域の温泉めぐり、第2弾目の開始だ。
第7湯目は湯之尾温泉「がらっぱ荘」の湯。ここは温泉宿だが、入浴料は150円。目の前が川内川。コンクリートで造った内風呂のみで、かなり熱い湯だった。
第8湯目はこすもす温泉「こすもす温泉」の湯。駐車場をぐるりと取り囲むようにして家族風呂がある。内風呂のみ。湯量豊富な温泉だ。
第9湯目は栗野温泉「ゆっくりらんど」の湯。広く明るい浴室。大風呂を中心にして何種もの湯船がある。歩行浴、打たせ湯もある。湯から上がると、昼食の「豚のしょうが焼き定食」を食べた。
これらの3湯に入ると、栗野からは霧島連峰最東端の栗野岳に登っていく。
第10湯目は栗野岳中腹、標高740メートルの地点にある栗野岳温泉の一軒宿「南州館」の湯。ここにはいくつかの湯があるが、そのうち「桜湯」に入った。白濁した湯がよかった。宿の裏手の噴気孔からは高熱の蒸気が噴き上げていた。
栗野に戻ると、国道268号で吉松へ。
吉松とその周辺には何湯もの温泉がある。
第11湯目は吉松駅前温泉「吉松駅前温泉」の湯。「かなり熱めの湯」と「熱めの湯」の2つの湯船。ここの女将さんは「ウチはお湯だけですからね」といっているが、そのお湯がいいのだ。「吉松駅前温泉」は駅前商店を兼ねている。というよりもその中にある。
第12湯目は吉松温泉「ゆったり館」の湯。大浴場の内風呂のみ。ここでは湯につかりながら、2人の常連客の話を聞いている。年配の人たちで、同窓会の打ち合わせで話がはずむ。同窓会というのは、年をとってもうれしいようだ。そんな2人の話を聞いているだけで、ほんわかとしてくる。
第13湯目は藤乃湯温泉「藤乃湯温泉」の湯。国道沿いの温泉で、ここには簡易宿泊所もある。内風呂の壁画は銭湯風。温泉銭湯につかるような気分だった。
第14湯目は原口温泉「原口温泉」の湯。ここは内風呂のみで、商店を兼ねている。すごく熱い湯と熱い湯の2つの湯船。ともに黒湯で湯は無味無臭。
第15湯目は般若寺温泉「般若寺温泉」の湯。濁り湯で、熱めの湯。草色がかった色をしている。川内川をはさんで、原口温泉と般若寺温泉では温泉の色が変わる。
これらの5湯に入り、JR鶴丸駅前へ。
第16湯目は鶴丸温泉「つるまる温泉」。だ円形の湯船が2つ。ともに黒湯でより色の濃い方が熱めの湯、薄い方が温めの湯。飲湯可。ここを最後に鹿児島県から宮崎県に入った。
第17湯目は京町温泉。JR京町温泉駅前の温泉旅館「あわじ荘」の湯に入った。大浴場の内風呂のみ。
第18湯目は吉田温泉。京町温泉駅から北に4、5キロ行ったところにある。ここでは温泉銭湯「亀の湯温泉」の湯に入った。赤茶けた湯。湯にはかなりの甘味があった。
吉田温泉から京町駅前に戻ったが、なんとしても新記録となる「1日19湯」を達成したかった。今晩の宿は「川内ホテル」。連泊なので、ここはカウントできない。
川内へと来た道を引き返す。ねらいは以前、入ったことのある「幸福温泉」。だが、残念…、廃業湯になっていた。もうガックリ。しかし諦めるのは早かった。その先に山田温泉があった。ところが温泉銭湯は21時で終了。15分、遅かった。いったんはバンディットに乗って走り出したが、すぐさま引き返し、「家族風呂」を聞いてみた。これが大正解。「家族風呂」の入浴料は500円。1人でもかまわないという。さっそく太いパイプの栓を開き、湯船になみなみと湯を注ぎ、第19湯目の温泉に入った。
「やったね!」
これで新記録、達成だ。
大口からは意気揚々とした気分で川内へ。
「川内ホテル」に到着したのは23時15分。「部屋湯」の温泉に入り、湯から上がると遅い夕食の「コンビニずし」を食べた。
このあと何人ものみなさんから、「1日19湯」おめでとうのコメントをもらった。
「おおっ、自己新記録!! 19湯おめでとうございます!!! 髪を切って、バンディットのタイヤも替えて、すがすがしく19湯達成ですね。それにしても19湯目というのは、【廃業】→【終了】→【引き返し】→【家族風呂】とひとすじ縄でいかないあたりが、より達成感がわきますね!!」(寝太郎)
「1日19軒の温泉につかるなんて! シンジラレナーイ! しかも奥の手の家族風呂を利用するところなどカソリ氏の面目躍如です。またこの日の走行距離は伊勢原の国道246号と同じ数字ですね。熱めの風呂の連続でのぼせないようにご注意下さい。」(伊勢原の町医者)
朝湯 | 川内市街地温泉「温泉センター」 |
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朝食 | 川内市街地温泉「川内ホテル」 バイキング ご飯、味噌汁、焼き魚、焼きナス、ゆで卵、炒り卵、さつま揚げ、サラダ |
7時30分 | 川内市街地温泉「川内ホテル」を出発 |
1546湯目 | 東郷温泉「ゆったり館」(300円) |
1547湯目 | 紫尾温泉「神ノ湯」(200円) |
1548湯目 | 宮之城温泉「湯田区営温泉」(150円) |
1549湯目 | 神子温泉「神子の湯」(300円) |
1550湯目 | 観音滝温泉「滝の宿」(300円) |
1551湯目 | 針持温泉「関白陣」(300円) |
1552湯目 | 湯之尾温泉「がらっぱ荘」(150円) |
1553湯目 | こすもす温泉「こすもす温泉」(200円) |
1554湯目 | 栗野温泉「ゆっくりらんど」(300円) |
昼食 | 栗野温泉「ゆっくりらんど」の「豚のしょうが焼き定食」(700円) |
1555湯目 | 栗野岳温泉「南州館」(200円) |
1556湯目 | 吉松駅前温泉「吉松駅前温泉」(250円) |
1557湯目 | 吉松温泉「ゆったり館」(250円) |
1558湯目 | 藤乃湯温泉「藤乃湯温泉」(250円) |
1559湯目 | 原口温泉「原口温泉」(250円) |
1560湯目 | 般若寺温泉「般若寺温泉」(300円) |
1561湯目 | 鶴丸温泉「つるまる温泉」(200円) |
宮崎県に入る | |
1562湯目 | 京町温泉「あわじ荘」(300円) |
1563湯目 | 吉田温泉「亀の湯温泉」(300円) |
鹿児島県に入る | |
1564湯目 | 山田温泉「山田温泉」(500円) |
23時15分 | 川内市街地温泉「川内ホテル」(1泊4200円) |
夕食 | コンビニ弁当 |
本日の走行距離数 246キロ | |
本日の温泉入浴数 19湯 |
川内市街地温泉「川内ホテル」の朝食 | 東郷温泉「ゆったり館」 | 「ゆったり館」の露天風呂 |
「ゆったり館」の露天風呂に入る | 紫尾温泉の紫尾神社 | 紫尾温泉「神ノ湯」 |
宮之城温泉で見る川内川 | 宮之城温泉「湯田区営温泉」 | 「湯田区営温泉」の湯 |
神子温泉「神子の湯」 | 観音滝温泉「滝の宿」の湯 | 針持温泉「関白陣」 |
「関白陣」の湯 | こすもす温泉「こすもす温泉」 | 「こすもす温泉」の湯 |
栗野温泉「ゆっくりらんど」の「豚のしょうが焼き定食」 | 栗野岳温泉「南州館」の湯 | 吉松駅前温泉「吉松駅前温泉」 |
「吉松駅前温泉」の湯 | 藤乃湯温泉「藤乃湯温泉」 | 「藤乃湯温泉」の湯 |
原口温泉「原口温泉」 | 般若寺温泉「般若寺温泉」 | 鶴丸温泉「つるまる温泉」 |
京町温泉「あわじ荘」の湯 | 吉田温泉「亀の湯温泉」 | 山田温泉「山田温泉」 |
夕食のコンビニ弁当 |