温泉めぐり日本一周［171日目］

投稿日：2019年2月21日

寝太郎さんの実家

九州編　42日目（2007年5月31日）

　宇佐温泉「みずほ荘」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、焼魚、納豆、サラダ、インゲンのごま和えの朝食を食べ、9時に出発。うれしいことに福嶋さんが昨日と同じ、XLR BAJAに乗って来てくれた。一緒に大分から福岡にかけての温泉をめぐる。

　第1湯目は安心院温泉「安心院温泉センター」の湯。ここは内風呂のみ。露天風呂もあるのだが、湯は入っていなかった。湯から上がると休憩室のソファーに座って福嶋さんと話す。福嶋さんはバイクを11台も持っている。そのうち5台はレース用のバイク。福嶋さんは5回も骨折しているとのことだが、「子供と一緒にレースをしたい！」といっている。根っからバイクの好きな人だ。

　第2湯目は佐田温泉「老人憩の家」の湯。ここも内風呂のみ。石造りの湯船には気持ちよく入れた。

　第3湯目は金屋温泉「金屋温泉」の湯。ここも内風呂のみ。炭酸泉の濁り湯で、ちょっと熱めと、ちょっと温めの2つの湯船。湯から上がったときのポカポカ感がすごくいい。

　第4湯目は長洲温泉「長洲温泉センター」の湯。ここは温泉銭湯といったところで、かなり塩分の濃い塩湯がある。

　第5湯目は金色温泉「こがね山荘」の湯。日帰り湯で大浴場と露天風呂。湯から上がると昼食。「ごぼう天うどん」を食べた。ここが大分県最後の温泉だ。

　国道10号で福岡県に入っていく。

　第6湯目は湯ノ迫温泉「大平楽」の湯。大浴場と露天風呂。樽風呂もある。

　第7湯目は求菩提温泉「卜仙の郷」の湯。大浴場と露天風呂。かなりの山深さを感じさせる温泉で、福嶋さんの話によると、ここから林道で奥に入ると50センチぐらいは雪が積もるとのことだ。

　第8湯目は周防灘の海岸に近い豊前温泉。日帰り湯の「天狗の湯」に入る。大浴場と露天風呂。ほぼ無色透明の湯。露天風呂にはサンサンと日の光が差し込めていた。ここで福嶋さんと別れた。昨日、今日と2日間、福嶋さんの案内でどれだけ楽に温泉をめぐれたことか…。福嶋さん、ありがとうございます。

　第9湯目は源じいの森温泉。赤村の山中にある大規模な温泉施設。大浴場と露天風呂。露天風呂には「森の泉」を感じさせるような清涼感が漂っていた。

　第10湯目は柿下温泉「かきした温泉」の湯。大浴場と露天風呂。大浴場はくの字形になったひとつづきの大風呂。露天風呂は大岩風呂。湯はともに無色透明。ここを最後に、国道322号で金辺峠を越えて北九州へ。

　小倉駅前からは国道3号を行く。

　門司駅前に着くと、「寝太郎さん」（女性）のご実家に電話する。寝太郎さんには「ぜひとも門司の実家に泊まってほしい」といわれていたのだ。門司駅前の坂道を登りつめると、お父さんが出迎えてくれていた。寝太郎家に突入すると、お母さんはたいそうなご馳走を用意して待ってくれていた。それをいただきながらお父さんとはカンビールを飲み、泡盛を酌みかわす。お二人は沖縄の西表島から帰ったばかりで、その話も聞かせてもらった。だが、もっぱらの話題は「寝太郎さん」。子供のころの話、学生時代のころの話を聞かせてもらったが、お父さんも相当、手を焼いたようだ。多彩な才能を秘めた寝太郎さんにとって、門司は狭すぎたようだ。寝太郎さんは「自分の力をもっと、もっと発揮させたい！」といって東京に出た。そんな話を聞いているうちに、あっというまに時間が過ぎていく。カンビールを何本もカラにし、泡盛を飲みつくしたところで「門司の宴」はお開きになった。

寝太郎さん、
「お父様、お母様にはすっかりお世話になりましたよ〜。ご馳走になりましたよ〜！」

本日のデータ　料金等は当時のものです
朝湯	宇佐温泉「みずほ荘」
朝食	宇佐温泉「みずほ荘」　ご飯、味噌汁、焼魚、納豆、サラダ、インゲンのごま和え
9時	宇佐温泉「みずほ荘」を出発
	出会い　福嶋さん
	院内妙見温泉（定休日）
1726湯目	安心院温泉「安心院温泉センター」（300円）
1727湯目	佐田温泉「老人憩の家」（270円）
1728湯目	金屋温泉「金屋温泉」（300円）
1729湯目	長洲温泉「長洲温泉センター」（250円）
1730湯目	金色温泉「こがね山荘」（600円）
昼食	金色温泉「こがね山荘」の「ごぼ天うどん」（500円）
	福岡県に入る
1731湯目	湯ノ迫温泉「大平楽」（500円）
1732湯目	求菩提温泉「卜仙の郷」（400円）
1733湯目	豊前温泉「天狗の湯」（400円）
1734湯目	源じいの森温泉「源じいの森温泉」（600円）
1735湯目	柿下温泉「かきした温泉」（600円）
	金辺峠（峠越え）
20時	門司　寝太郎さんの実家で泊めてもらう
夕食	寝太郎さんの実家
本日の走行距離数　188キロ
本日の温泉入浴数　10湯