カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

温泉めぐり日本一周[221日目]

投稿日:2019年8月16日

「新潟妖怪軍団」誕生!

本州東部編 47日目(2007年8月5日)

 高瀬温泉「ニュー萬力」の朝湯に入る。大浴場のほぼ無色透明の湯につかる。湯から上がると、ご飯、味噌汁、塩ジャケ、半熟卵、酢の物、和え物、豆腐、漬物の朝食を食べ、8時30分に出発。カソリのスズキDR−Z400S、「スパット神田さん」のホンダXR−BAJA、「クレープ神田さん」のホンダXR250、「吉田さん」のスズキDR8OOSの4台のバイクと「ゆぷるさん」の車が越後路を行く。

 第1湯目は樽ヶ橋温泉の国民宿舎「胎内グランドホテル」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。ほかに入浴客もいないのをいいことに、5人で大騒ぎして湯につかった。

 第2湯目は新発田温泉「あやめの湯」。ここには「えむけーさん」がカワサキのKLE250アネーロで駆けつけて来てくれた。これで総勢6人になった。ここも大浴場の内風呂のみ。茶色い湯。湯上りには「スパット神田さん」差し入れの「ゲゲゲの鬼太郎ジュース」で乾杯。それぞれのキャラにあわせた奇妙な!?味。この「妖怪ジュース」を飲んだ瞬間、「新潟妖怪軍団」が誕生!

 第3湯目は二王子温泉「あみだの湯」。ここの露天風呂はいい。無色透明の湯につかりながら山里の風景を眺める。

 第4湯目は城山温泉「城山温泉」の湯。大浴場と露天風呂。ともにツルツル湯なのだが、ツルツル感がすごい。露天風呂ではアブの襲撃をくらい、さんざんにやられた。ところが6人のうち、ゆぷるさんはまったくアブにやられない。人によって違うようだ。

 第5湯目は月岡温泉の共同浴場「美人の泉」。緑色の湯が印象的。

 国道290号で五頭山麓に入っていったが、そこには「スパット神田さん」イチ押しの店「山茂登」がある。事前に予約を入れておいてくれたおかげで、名物の「釜飯」をすぐに食べられた。五頭山の山並みを眺めながら食べる「釜飯」は最高のうまさ!

 食べ終わったところで、「クレープ神田さん」、「ゆぷるさん」、「えむけーさん」と別れた。6人が3人になったが、こうして人数が減っていくのは寂しいものだ。

 第6湯目は真光寺温泉「出湯うるおいの里」の湯。ここは内風呂のみ。無色透明無味無臭の湯につかる。すっきりさっぱり系の湯だ。

 第7湯目は出湯温泉の共同浴場。華報寺の境内にある。入浴料が100円という安さもあって混みあっていた。小さめな湯船の無色透明の湯につかる。ここは飲泉可。飲みやすい温泉だ。

 第8湯目は今枝温泉「湯本館」の湯。内風呂と露天風呂に入る。露天風呂は円形の木の湯船。

 第9湯目は村杉温泉の共同浴場。露天風呂に入る。ここは名湯の誉れ高いラジウム泉。若干のにごり湯。湯につかっていると湯船を囲む岩にマムシがやってきた。管理人がすぐに飛んできて、手際よく金バサミでマムシをつまみ上げ、一升ビンに入れた。「マムシ酒」は高価なもので、マムシもいい値段で売れる。管理人さんにはきっと、何枚もの千円札が岩を這っているように見えたことだろう。湯から上がると、「スパット神田さん」おすすめの豆腐店に行く。できたての豆乳を飲んだが、じつにうまい豆乳で、ボトル1本の一気飲みだ。

 第10湯目は安田温泉「やすらぎ」の湯。大浴場は真水をわかした湯、露天風呂は源泉そのまんまの湯で赤茶けた色をしている。かなり濃い温泉の味がする。ここでもって「スパット神田さん」と「吉田さん」は「1日10湯」を達成し、めでたく「ジュットラー(1日10湯達成者)」の仲間入り。赤茶けた湯の中でガッチリと握手をかわした。

 第11湯目は宝珠温泉「あかまつ荘」の湯。大浴場にはいくつもの湯船。すべて無色透明の湯で、それらの湯船にひとつづつ入った。湯上りには「桃太郎」を食べる。新潟名物のイチゴ味のアイスキャンデーで、昔なつかしの味。

 第12湯目は馬下温泉「馬下保養センター」の湯。大浴場の無色透明の湯につかり、湯から上がったところで「スパット神田さん」、「吉田さん」と別れた。「新潟妖怪軍団」の面々がいなくなると、一気に寂しさに襲われるのだった。

 第13湯目は咲花温泉「旅館末廣」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯につかる。湯から上がると、すぐ近くの咲花駅に急行。蒸気機関車の音を聞いたからだ。じつにタイミングよくSLが咲花駅に停車した。バイクのみならず、鉄道も大好きな吉田さんは、磐越西線のこのSLに乗っているのだ。ホームを離れていくSLを見送ると、すぐさまバイクで併走。阿賀野川にかかる橋の手前まで蒸気機関車と一緒に走った。

 国道49号に出た。

 第14湯目は三川温泉「三川館」の湯。6階の展望露天風呂に入る。湯につかりながら大展望を楽しんだ。

 第15湯目は新三川温泉「YOU&湯ホテルみかわ」。大浴場の若干、赤茶けた湯につかる。

 国道49号で福島県に入っていく。

 国道49号沿いの「セブンイレブン」で夕食。「コンビニ弁当」を食べた。

 21時30分、今晩の宿、津尻温泉の一軒宿「滝の湯」に到着。浴室の前を流れ落ちる滝の音を聞きながら、第16湯目の「宿湯」に入るのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 高瀬温泉「ニュー萬力」
朝食 高瀬温泉「ニュー萬力」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、半熟卵、酢の物、和え物、豆腐、漬物
8時30分 高瀬温泉「ニュー萬力」を出発
2345湯目 樽ヶ橋温泉「胎内グランドホテル」(300円)
2346湯目 新発田温泉「あやめの湯」(400円)
出会い えむけーさん
2347湯目 二王子温泉「あみだの湯」(500円)
2348湯目 城山温泉「城山温泉」(700円)
2349湯目 月岡温泉の共同浴場「美人の泉」(500円)
昼食 「山茂登」の「五目釜めし」(1050円)
2350湯目 真光寺温泉「出湯うるおいの里」(200円)
出会い 酔っぱライゾーさん
2351湯目 出湯温泉の共同浴場(100円)
2352湯目 今板温泉「湯本館」(500円)
2353湯目 村杉温泉の共同浴場(300円)
2354湯目 安田温泉「やすらぎ」(800円)
2355湯目 宝珠温泉「あかまつ荘」(500円)
2356湯目 馬下温泉「馬下保養センター」(400円)
2357湯目 咲花温泉「旅館末廣」(500円)
2358湯目 三川温泉「三川館」(500円)
2359湯目 新三川温泉「YOU&湯ホテルみかわ」(300円)
福島県に入る
夕食 国道49号沿いの「セブンイレブン」 コンビニ弁当
19時35分 津尻温泉「滝の湯」(1泊朝食6500円)
2360湯目 津尻温泉「滝の湯」
本日の走行距離数 184キロ
本日の温泉入浴数 16湯

高瀬温泉「ニュー萬力」の朝湯に入る「ニュー萬力」の朝食樽ヶ橋温泉「胎内グランドホテル」

高瀬温泉「ニュー萬力」の朝湯に入る 「ニュー萬力」の朝食 樽ヶ橋温泉「胎内グランドホテル」

新発田温泉「あやめの湯」を出発。「新潟妖怪軍団」が行く!二王子温泉「あみだの湯」の河童「山茂登」の「五目釜めし」

新発田温泉「あやめの湯」を出発。「新潟妖怪軍団」が行く! 二王子温泉「あみだの湯」の河童 「山茂登」の「五目釜めし」

華報寺境内に出湯温泉の共同浴場がある今板温泉「湯本館」の湯に入る咲花温泉「旅館末廣」の湯

華報寺境内に出湯温泉の共同浴場がある 今板温泉「湯本館」の湯に入る 咲花温泉「旅館末廣」の湯

磐越西線の咲花駅を出発するSL三川温泉「三川館」の展望露天風呂

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