カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[23]

投稿日:2020年6月17日

中国一周編 13(2017年3月4日)

なつかしの町、柳井

国道188号を行く

国道188号を行く

柳井の町に入る

柳井の町に入る

柳井の白壁の町並み

柳井の白壁の町並み

石畳の道もある

石畳の道もある

金魚ちょうちんがぶらさがっている

金魚ちょうちんがぶらさがっている

国道188号の梶取岬

国道188号の梶取岬

 JR山陽本線の大畠駅前を出発し、国道188号で柳井へ。柳井からは松山行きのフェリーが出ている。柳井の町中に入り、白壁の町並みを見る。白壁の家々の軒下には「金魚ちょうちん」がぶら下がっている。

 柳井はなつかしの町。ここからフェリーで松山に渡ったことがあるし、「島めぐり日本一周」(2001年〜2002年)では、ここを拠点にして周辺の島々をめぐった。

 そのときはまずフェリーで平郡島に渡り、平郡島に泊った。

 平郡島から柳井に戻ると、次に柳井から南に延びる室津半島に入っていった。

 中世には海外貿易の基地として、近世には瀬戸内海航路の風待港として栄えた室津半島突端の室津から、狭い上関海峡にかかる上関大橋で長島に渡った。長島の上関の町をひとまわりしたが、ここは下関、中関(防府市)に対しての上関になる。旧藩時代の港で、毛利氏の本陣がこの地に置かれた。

 上関から長島突端の四代まで12キロ。そこからさらに道は2キロほどつづき、断崖で行き止まりになる。断崖上からは祝島がよく見えた。

「いつの日か、祝島には渡ってみたい!」と思わせるような島だったが、残念ながらいまだに祝島には渡っていない。

「上関〜四代」間を往復し、上関大橋を渡って室津に戻ると、今度は室津半島西岸の道を北上した。沖合の佐合島、牛島、馬島といった島々がよく見えた。長島もよく見えた。長島は島名通りで、長々と横たわっている。その向こうには何とも目立つ姿で祝島が浮かんでいた。

 柳井の町とともに、「島めぐり日本一周」でまわった柳井周辺の島々が、なつかしく思い出されてくる。

 柳井を出発し、国道188号で光へ。柳井と光の市境の梶取岬でジクサー150を止める。牛島が正面に見える。その後ろには長島が見える。梶取岬から光に向かっていくと、いつかは渡ろうと思っている祝島が見えてくる。

 光に到着すると、ここで給油。津山を出てから最初の給油で、9・16リッター入った。「津山→光」間は430キロなので、ジクサーの一般道走行での燃費は、1リッター当たり46・9キロになった。計算上ではタンクが空になるまで走れば563キロ走れることになる。500キロをはるかに超える数字だ。エコランに徹すれば満タンで600キロ以上は十分に走れる。すごいぞ、ジクサー150!

梶取岬からの眺め瀬戸内海の祝島を見る光に到着

梶取岬からの眺め 瀬戸内海の祝島を見る 光に到着

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