カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[67]

投稿日:2020年8月16日

九州一周編 15(2017年4月22日)

飛鳥時代の烽火台

印通寺港のフェリーターミナル

印通寺港のフェリーターミナル

印通寺漁港

印通寺漁港

麦焼酎「壱岐」の蔵元

麦焼酎「壱岐」の蔵元

郷ノ浦の郷ノ浦大橋を渡る

郷ノ浦の郷ノ浦大橋を渡る

郷ノ浦大橋から見る郷ノ浦の町

郷ノ浦大橋から見る郷ノ浦の町

郷ノ浦港を見下ろす

郷ノ浦港を見下ろす

 原の辻遺跡を後にすると、前夜、壱岐に上陸した印通寺港へ。フェリーターミナルに寄り、印通寺漁港でジクサー150を止めた。旧石田町の中心、印通寺に戻ってきたのだ。「壱岐一周」は63キロになった。

 印通寺を出発し、国道382号で郷ノ浦へ。その途中では麦焼酎「壱岐」の蔵元を通る。壱岐は日本の麦焼酎発祥の地といわれるが、麦焼酎の「壱岐焼酎」は大麦を原料にしている。郷ノ浦のフェリーターミナルに飾られていたように、「壱岐」のほかには「天の川」、「山乃守」、「雪州」、「猿川」、「壱岐の華」、「壱岐の島」などの壱岐焼酎がある。

 郷ノ浦に向かう途中では、国道382号から1キロほど南に入った岳ノ辻の展望台に立ち寄った。標高213メートル。ここが壱岐の最高地点で、志原岳とも呼ばれる。山頂には烽火台が残されている。

 663年、南朝鮮の錦江河口の「白村江の戦い」で、日本水軍は唐と新羅の連合軍と戦い、大敗した。この敗戦の翌年、大和朝廷は対馬、壱岐、筑紫などに防人を送り、新羅軍の襲撃に備えた。敵の来襲をいちはやく大宰府に伝えるために烽火台を各地に置いたが、岳ノ辻の烽火台はそのうちのひとつだ。

「壱岐一周」を終えて郷ノ浦に戻ると、郷ノ浦大橋を渡り、県道175号で壱岐最南端の海豚(いるか)鼻まで行く。そこからは加唐島や小川島、松島、馬渡島といった佐賀県の呼子周辺の島々を見る。

 海豚鼻から再度、郷ノ浦に戻ると、郷ノ浦港のフェリーターミナル内にある「ひげだるま」で昼食にする。「焼魚定食」を食べた。肉厚の脂ののった魚は美味。「この魚は何ですか?」と聞くと、「タマですよ」との答えが返ってきた。

郷ノ浦港のフェリー埠頭郷ノ浦港から出荷される麦焼酎の「壱岐」初瀬への道

郷ノ浦港のフェリー埠頭 郷ノ浦港から出荷される麦焼酎の「壱岐」 初瀬への道

壱岐南端の初瀬壱岐南端の海岸線壱岐最南端の海豚鼻からの眺め

壱岐南端の初瀬 壱岐南端の海岸線 壱岐最南端の海豚鼻からの眺め

郷ノ浦港の「ひげだるま」で昼食「ひげだるま」の「焼魚定食」「焼魚定食」の焼魚

郷ノ浦港の「ひげだるま」で昼食 「ひげだるま」の「焼魚定食」 「焼魚定食」の焼魚

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