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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[116]

投稿日:2020年10月27日

東北一周編 2(2017年7月20日)

岬めぐりが始まる

 2017年7月20日5時、白米温泉「つるの湯」を出発。いよいよジクサー150での「岬めぐりの東北一周」が始まる。

 国道289号の旧道で勿来の町に入ると、丘陵にある勿来関址へ。そこには八幡太郎義家の通称で知られる源義家の騎馬像が建っている。勿来関は白河関、鼠ヶ関と並ぶ奥羽三関のひとつで、みちのくの玄関口だ。

白米温泉「つるの湯」を出発勿来関址の源義家像勿来海岸

白米温泉「つるの湯」を出発 勿来関址の源義家像 勿来海岸

勿来漁港から見る鵜ノ子岬

勿来漁港から見る鵜ノ子岬

早朝の国道6号を行く

早朝の国道6号を行く

勿来の災害公営住宅

勿来の災害公営住宅

小浜漁港から見る竜宮岬

小浜漁港から見る竜宮岬

小名浜の臨海工業地帯

小名浜の臨海工業地帯

小名浜漁港から見る三崎

小名浜漁港から見る三崎

三崎から小名浜漁港を見下ろす

三崎から小名浜漁港を見下ろす

 勿来関址から勿来海岸を走る国道6号に下り、福島・茨城の県境へ。そのすぐ手前を左折し、勿来漁港の岸壁でジクサー150を止める。そこから東北太平洋岸最南の岬、鵜ノ子岬を見る。海に落ち込む鵜ノ子岬の向こう側は、関東太平洋岸最北の平潟漁港になる。平潟漁港といえばアンコウ漁でよく知られている。

 鵜ノ子岬を出発。ここからは北へ、北へと東北の太平洋岸を北上する。

 勿来から国道6号で植田へ。植田からは県道239号で竜宮岬へ。小浜漁港でジクサー150を止めると、第2番目の竜宮岬を見た。岬は天然の防波堤になっているので、多くの岬は漁港とセットになっている。

 小浜漁港から小名浜へ。ここでは小名浜漁港の魚市場前の岸壁にジクサー150を止め、第3番目の三崎を見た。

 三崎は小名浜漁港の天然の防波堤。展望台からは小名浜漁港を見下す。海上展望台の潮見台からは北につづく断崖を見る。小名浜の町のすぐ北で、このような荒々しい自然美を見られることに驚かされる。三崎の三崎公園には、マリンタワーが立っている。

 第4番目の竜ヶ崎は中之作漁港入口の岬。第5番目の合磯岬は江名漁港から見た。

 第6番目の塩屋崎は豊間漁港から見た。岬突端の高さ50メートルの海食崖上には塩屋埼灯台が立っている。ここは登れる灯台で、その上からの眺めは絶景。南側に豊間漁港を見下ろし、北側には薄磯海岸を一望する。灯台の下には美空ひばりの『みだれ髪』の歌碑が建っているが、東日本大震災(2011年)の大津波にも流されずに残った奇跡のポイントだ。

 第7番目の富神崎は薄磯海岸の尽きるところにあるが、北側の沼ノ内漁港から見た。

 三崎から竜ヶ崎、合磯岬、塩屋崎、富神崎と、3、4キロの等間隔で岬が並んでいる。いわき市のこの一帯は「岬めぐり」には絶好のエリア。ここを過ぎると、県道382号で新舞子の単調な海岸線を走り、四倉で国道6号に合流する。

三崎の潮見台三崎の潮見台からの眺め三崎のマリンタワー

三崎の潮見台 三崎の潮見台からの眺め 三崎のマリンタワー

中之作漁港入口の竜ヶ崎江名漁港から見る合磯岬豊間の「セブンイレブン」で朝食

中之作漁港入口の竜ヶ崎 江名漁港から見る合磯岬 豊間の「セブンイレブン」で朝食

豊間漁港から見る塩屋崎美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑沼ノ内漁港から見る富神崎

豊間漁港から見る塩屋崎 美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑 沼ノ内漁港から見る富神崎

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