ジクサー150分割日本一周[200]
投稿日:2021年5月22日
「北黄金貝塚公園」を歩く
国道37号で伊達の町に入っていく。
伊達から室蘭へ。その途中には「北黄金貝塚公園」がある。国道37号から左へ、わずかに入ったところにあるので寄ってみる。
ジクサー150を止め、北黄金貝塚公園を歩いた。
北黄金貝塚公園内には竪穴式住居が復元され、中をのぞいて見ることができる。
ここはまさに縄文の丘で、住居跡や貝塚のほか墓や祭祀の盛土遺構、鹿などの動物の落とし穴などが発掘されている。
最後に北黄金貝塚公園内の「北黄金貝塚情報センター」(無料)を見学する。ここには発掘された縄文土器が修復されて展示されている。
「北黄金貝塚情報センター」の展示で目を奪われたのは、噴火湾(内浦湾)沿岸一帯の石器時代から縄文時代にかけての遺跡群の数の多さだ。
その分布図の一番南には、旧椴法華村(現函館市)の椴法華遺跡がある。
旧南茅部町(現函館市)には磨光遺跡、ハマナス遺跡、垣ノ島遺跡、大船遺跡、森町には尾白内遺跡、御幸町遺跡、八雲町には野田生遺跡、トワルベツ遺跡、長万部町にはオバルベツ遺跡、静狩遺跡、豊浦町にはアルトリ貝塚、旧虻田町(現洞爺湖町)には入江貝塚がある。そして伊達市の有珠モシリ遺跡、若生遺跡、北黄金貝塚へとつづく。さらにこの先の室蘭市内には本輪西貝塚、絵柄貝塚がある。
その分布図というのはまさに「恵山岬〜絵柄岬」で、函館からここまで走ってきたルートそのもの。噴火湾の沿岸一帯の凄さを改めて実感するものとなった。
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竪穴式住居内の火床 | 北黄金貝塚公園内の「北黄金貝塚情報センター」を見学 | 「北黄金貝塚情報センター」に展示されている縄文式土器 |