カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[201]

投稿日:2021年5月23日

北海道一周編 19(2020年4月12日)

絵柄半島の岬めぐり

 国道37号で室蘭市に入る。

 国道37号の脇の白鳥湾展望台から室蘭港にかかる白鳥大橋と、その奥に広がる室蘭の町を眺める。

絵柄岬から絵柄半島の岬めぐりを開始する

絵柄岬から絵柄半島の岬めぐりを開始する

絵柄岬の展望台

絵柄岬の展望台

絵柄岬から太平洋を見る

絵柄岬から太平洋を見る

絵柄岬から見る室蘭港口

絵柄岬から見る室蘭港口

地球岬の地球儀型の電話ボックス

地球岬の地球儀型の電話ボックス

地球岬の室蘭案内図

地球岬の室蘭案内図

 室蘭は太平洋と噴火湾(内浦湾)を分けるようにして突き出た絵柄半島のつけ根に位置している。その絵柄半島の西端が絵柄岬、南端が地球岬、東端がイタンキ岬になる。

 絵柄半島の岬めぐりを開始。白鳥大橋を渡って絵柄半島に入り、まずは半島西端の絵柄岬に行く。

 絵柄岬突端の展望台に立つと、噴火湾の海岸線を一望する。有珠山や昭和新山が見える。さらには対岸の駒ヶ岳も見える。

 絵柄岬周辺の絵柄は室蘭発祥の地。アイヌ語の「突き出た頭」、つまり岬を意味するエンルムに由来するとのことで、江戸時代初期に開かれてからというもの、明治維新まではこの地方をいいあらわす地名になっていた。

 絵柄岬からは絵柄半島の稜線上を行く。測量山の山頂からは、室蘭の市街地を一望。そして地球岬に立った。さすが地球岬、電話ボックスは地球儀型をしている。「地球広場」と名づけられた展望台の広場の直径は12・8メートルで、地球の100万分の1のスケールだという。そんな地球広場にはモザイク模様の世界地図が描かれ、室蘭が世界の中心になっている。

 岬の先端に立つ灯台のあたりは、アイヌ語で「ポロテケウ」(断崖絶壁の意味)と呼ばれているという。それを「地球岬」にしたところにネーミングのうまさを感じる。地球岬からの眺めを目に焼き付けたところで、岬の売店で北海道の味の「あげいも」を食べた。

 絵柄半島の岬めぐりはさらにつづく。トッカリショ岬の展望台からは太平洋岸の海岸線を一望。太平洋に突き出たイタンキ岬が見える。

 母恋富士の近くを通り、コーナーの連続する山上道を行く。イタンキ浜に降りると、漁港越しに絵柄半島東端のイタンキ岬を見る。こうして絵柄半島の岬めぐりを終えた。

地球岬の展望台地球岬の灯台地球岬の「幸福の鐘」

地球岬の展望台 地球岬の灯台 地球岬の「幸福の鐘」

地球岬の売店地球岬売店の「あげいも」イタンキ岬を見る

地球岬の売店 地球岬売店の「あげいも」 イタンキ岬を見る

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