ジクサー150分割日本一周[201]
投稿日:2021年5月23日
絵柄半島の岬めぐり
国道37号で室蘭市に入る。
国道37号の脇の白鳥湾展望台から室蘭港にかかる白鳥大橋と、その奥に広がる室蘭の町を眺める。
室蘭は太平洋と噴火湾(内浦湾)を分けるようにして突き出た絵柄半島のつけ根に位置している。その絵柄半島の西端が絵柄岬、南端が地球岬、東端がイタンキ岬になる。
絵柄半島の岬めぐりを開始。白鳥大橋を渡って絵柄半島に入り、まずは半島西端の絵柄岬に行く。
絵柄岬突端の展望台に立つと、噴火湾の海岸線を一望する。有珠山や昭和新山が見える。さらには対岸の駒ヶ岳も見える。
絵柄岬周辺の絵柄は室蘭発祥の地。アイヌ語の「突き出た頭」、つまり岬を意味するエンルムに由来するとのことで、江戸時代初期に開かれてからというもの、明治維新まではこの地方をいいあらわす地名になっていた。
絵柄岬からは絵柄半島の稜線上を行く。測量山の山頂からは、室蘭の市街地を一望。そして地球岬に立った。さすが地球岬、電話ボックスは地球儀型をしている。「地球広場」と名づけられた展望台の広場の直径は12・8メートルで、地球の100万分の1のスケールだという。そんな地球広場にはモザイク模様の世界地図が描かれ、室蘭が世界の中心になっている。
岬の先端に立つ灯台のあたりは、アイヌ語で「ポロテケウ」(断崖絶壁の意味)と呼ばれているという。それを「地球岬」にしたところにネーミングのうまさを感じる。地球岬からの眺めを目に焼き付けたところで、岬の売店で北海道の味の「あげいも」を食べた。
絵柄半島の岬めぐりはさらにつづく。トッカリショ岬の展望台からは太平洋岸の海岸線を一望。太平洋に突き出たイタンキ岬が見える。
母恋富士の近くを通り、コーナーの連続する山上道を行く。イタンキ浜に降りると、漁港越しに絵柄半島東端のイタンキ岬を見る。こうして絵柄半島の岬めぐりを終えた。