松前→函館
投稿日:2010年12月5日
全行程4070km、最後は北海道遺産サケの天丼で
北海道遺産の松前城前を出発し、国道228号で函館へ。
その途中、北海道最南端の白神岬でスズキDR-Z400Sを停める。
岬の高台上には赤白2色の灯台。海岸に立つと、右手には松前の町並みが見える。津軽海峡の対岸には津軽半島が横たわっている。正面には龍飛崎、右端には権現崎。とくに権現崎が目立って見える。
「横綱千代の山・千代の富士記念館」のある福島から福島峠を越え、北海道でも最古の歴史を誇る知内温泉に入る。大浴場と露天風呂の湯はともにたまらん!
知内温泉を出る頃には日が暮れ、国道228号のナイトランで函館に向かう。
国道沿いの木古内温泉「のとや」の湯に入り、湯から上がると「さけ天丼」の夕食。サケは北海道遺産。最後の最後まで北海道遺産にこだわるのだ。
こうして2009年10月25日21時30分、函館駅前に到着した。
「北海道遺産めぐり」の「北海道一周」、これにて終了。
「函館→函館」の全行程は4070キロになった。
「またな〜、北海道よ!」
DRに「よくやったな。ご苦労さん!」と声をかけた。
函館駅前の「東横イン」に泊まり、翌朝は函館の朝市を歩く。
朝市内の「どんぶり横丁」の店を1軒づつのぞき、「あけぼの食堂」で「トロサーモンいくら丼」を食べた。北海道遺産の「サケ」を食べながら、無性にこのまま、「北海道遺産めぐり」の第2周目を走りたくなった。「北海道遺産」にはそれほどの魅力があった。自分の知らない北海道をあちことで教えてくれた。
「トロサーモンいくら丼」には大満足。
「さー、行くか」
と、DRにひと声かけて函館駅前から函館港のフェリー埠頭へ。
津軽海峡フェリーの「びなす」にDRともども乗船。冬を間近にしたこの季節、フェリーには、ほかにはライダーの姿はなかった。
7時45分、津軽海峡フェリーの「びなす」、出港。冷たい風の吹きすさぶ甲板に立ち尽くし、去りゆく北海道を眺めつづけた。
あー、函館山が遠くなっていく…。
「またな〜、北海道よ!」