カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月12日(5)山元町→岩沼市

投稿日:2011年6月15日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 15]2011年5月12日

 国道6号で福島県から宮城県の山元町に入っていく。宮城県の太平洋岸では最南の町。ここでも国道6号が境目になっている。それよりも海側は大津波で壊滅的にやられているが、山側はほとんどやられていない。国道沿いに町役場があるが、そこが災害対策本部になっている。町役場は無傷だ。国道6号から海側に向かう県道120号と県道121号はともに通行止になっていた。
 県道121号との分岐を過ぎると、常磐道の山元ICだが、そこから北へと延びる常磐道は通行可。そのまま仙台東部道路に入っていける。
 国道6号を北上し、山元町から亘理町に入る。
 亘理で県道10号に入っていく。国道6号よりも海側のルートで、そのまま仙台を迂回し、多賀城から塩竃へと通じている。大津波さえなければ、東北ツーリングには欠かせないルートなのだ。
 県道10号は東北の大河、阿武隈川を渡るが、その手前で潟湖の鳥の海への道を行く。その北岸が荒浜。かつては阿武隈川の水運でおおいに栄えた町だ。その荒浜は壊滅状態。建物が残っている荒浜中学校の校庭には、自衛隊の車両がズラリと並んでいた。港も激しくやられていた。その奥、海岸一帯の「鳥の海公園」に亘理温泉「鳥の海」がある。新しい建物に建て替えられてまもない「鳥の海」は大きな被害を受けて休業中。人影はまったくなかった。その前は見上げるようなガレキの山。

国道6号の福島・宮城県境
荒浜中学校


荒浜中学校の校庭には自衛隊の車両がズラリと並んでいる
亘理温泉「鳥の海」は休業中


 山元町と亘理町の2町を合わせると1000人以上もの死者・行方不明者を出している。大津波による甚大な被害を受けた山元町と亘理町だ。
 県道10号に戻ると、阿武隈川にかかる亘理大橋を渡って対岸へ。そこは岩沼市。県道10号から阿武隈川左岸の堤防上を走り、阿武隈川の河口を望んだ。

阿武隈川左岸の堤防
阿武隈川の河口と対岸の荒浜を望む


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