カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月12日(4)松川浦→新地町

投稿日:2011年6月14日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 14]2011年5月12日

 松川浦から国道6号の相馬バイパスに戻ると北へ。相馬市から新地町に入る。ここも国道6号の沿線は大津波の被害は見られないが、ところが一歩、海側に入ると壊滅状態。国道6号がまさに天国と地獄の境目になっている。JR常磐線は国道6号よりも海側を通っているので線路は流され無惨な姿をさらしている。新地駅にはかろうじてホームとグニャッと曲がった跨線橋が残り、そこが駅だということがわかる。駅前には周辺各地から集められたガレキが積み上げられ、ガレキの山になっていた。海岸線を走る県道38号には出られなかった。県道38号が残ったのか、それとも跡形もなく流されてしまったのか、確認もできなかった…。海岸一帯はそれほどの惨状だ。宮城県境の小さな町、新地町だけでも100人以上もの人たちが亡くなっている。

常磐線の新地駅着
新地駅の跨線橋


グニャッと曲がった跨線橋
新地駅の残ったホーム


ホームから先の線路は流されている
流された線路


新地駅前の変わり果てた姿…
新地駅前のガレキ


新地駅前を通る県道103号のルート標


Comments

Comments are closed.