カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月19日(19)浄土ヶ浜(宮古市)

投稿日:2011年7月24日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 54]2011年5月19日

 宮古港をひとまわりしたところで、道の駅「みやこ」に行く。「シートピアなあど」の建物は残っていたが、大きな被害を受け休業中。その前には瓦礫の山ができていた。まるで炭鉱のボタ山を思わせるような巨大な瓦礫の山だ。
 宮古港から三陸海岸の名所、浄土ヶ浜へ。
 広い駐車場はガラガラ。ビッグボーイを停めると、駐車場前の「浄土ヶ浜ビジターセンター」を見学し、浄土ヶ浜への道を歩いていく。三陸海岸きっての名勝、浄土ヶ浜の風景は以前と変わりないが、その前にある「浄土ヶ浜レストハウス」は激しくやられ休業中。ここで食べた「うに丼」がなつかしく思い出された。
 浄土ヶ浜に建つ宮沢賢治の歌碑は残った。

  うるはしの
  あのビロード昆布は
  寂光のはまに敷かれひかりぬ

 そんな宮沢賢治の歌がいつになく心にしみた。
 そこには「新宮古八景」紹介の石碑もあるが、それも残った。
 新宮古八景というのは浄土ヶ浜、白木山、日出島、潮吹穴、津軽石川、とどヶ崎、十二神山だが、そのほとんどが大津波の押し寄せた海岸だ。

道の駅「みやこ」
浄土ヶ浜のビジターセンター


浄土ヶ浜への道
浄土ヶ浜の風景は変らない


浄土ヶ浜の風景は変らない

「浄土ヶ浜レストハウス」は休業中
宮沢賢治の歌碑は残った


「新宮古八景」の碑も残った

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