カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月20日(1)普代村

投稿日:2011年8月27日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 57]2011年5月20日

 北緯40度線の岬、黒崎の国民宿舎「くろさき荘」を出発。まずは早朝の黒崎を歩く。地球儀型をした北緯40度線のモニュメントを見、カリヨンの鐘を鳴らし、岬の灯台まで下る。そこから黒崎の断崖を見下ろした。
 台地上の黒崎からビッグボーイを走らせ、普代の漁港へと下っていく。海岸への道は急坂。山がストンと海岸に落ちている。

黒崎の国民宿舎「くろさき荘」を出発
黒崎の北緯40度線のモニュメント


黒崎のカリヨンの鐘
黒崎の灯台


黒崎の断崖を見下ろす
山が海に迫る


 普代の漁港は巨大な防潮堤で囲まれている。防潮堤も水門も無傷。防潮堤の内側の集落もまったく被害を受けていない。
 ここまで大津波に破壊された防潮堤や、防潮堤は残ってもそれを乗り越えた大津波にやられた家並みをあちこちで見てきたので、巨大防潮堤によってしっかりと守られた集落の風景はすごく新鮮に見えた。
 漁港のすぐ近くでは、大津波の山を駆け上った爪痕を見た。
 国道45号が通る普代の町に出る。ここはまったく大津波の被害を受けていない。ほっとするような光景だ。ビッグボーイを停め、自販機のカンコーヒーを飲みながら、普代の無傷の町並みを見た。

普代の海岸線
普代の漁港


巨大な防潮堤
巨大な水門


巨大防潮堤が集落を守った!
山を駆け上った大津波の爪痕


普代の町は無事!

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