カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月20日(2)野田村

投稿日:2011年8月28日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 58]2011年5月20日

 普代から国道45号で野田へ。普代は無傷だったが、野田は大きな被害を受けた。相当数の家が倒壊し、町並みは廃墟と化していた。ここは押し寄せた大津波にやられたというよりも、大津波の引き波にやられたといった話を聞いた。
 海岸一帯には瓦礫の山ができていた。
 そんな野田だが、国道45号沿いの道の駅「のだ」は営業していた。このあたりはほとんど被害が出ていない。1本の線を境にして被害を受けたところと、それほど被害を受けなかったところがはっきりと分かれている。

安家川の河口
漁港の岸壁には釣人の姿


野田は激しくやられた
廃墟と化した野田の町並み


ラーメンの丼が残されている
野田の海岸一帯は瓦礫の山


道の駅「のだ」は営業中
野田漁港


 野田の町並みをまわったあと野田漁港に行き、そのまま海沿いの道を走る。
 日本最北の海女漁で知られる小袖海岸へ。
 小袖漁港には海女漁の「海女センター」があったはずだが、それがなくなっていた。大津波で流されたのか。
 小袖海岸沿いの狭路を走る。きれいな海岸線を走り抜け、久慈港へ。久慈港周辺も大津波の被害を受けてはいるが、その被害は宮古以南とは比べものにならないくらい小さい。それは久慈の死者が2人という数字に表れている。
 久慈からは国道45号を北上した。

大津波で流された橋
日本最北の海女漁で知られる小袖海岸


小袖海岸を行く
久慈市内の国道45号


Comments

Comments are closed.