5月20日(4)八戸市
投稿日:2011年9月8日
太平洋岸を走る県道1号で八戸へ。
町の入口の蕪島に到着。ここは島といっても陸地とつながっている。周囲1キロほどの小さな島で、そこには八戸のシンボルの蕪島神社がまつられている。
ここは日本でも有数のウミネコの繁殖地。毎年、2月下旬にやってきて4月下旬から産卵がはじまり、1ヵ月ほどすると雛がかえる。そして7月下旬に飛びたっていく。
ウミネコに占領されている蕪島神社を参拝。4万羽といわれるウミネコの数は大津波以前と変らないように見受けられたが、ウミネコたちも3月11日の大地震と大津波には驚いたことだろう。蕪島神社は津波の被害を受けていないので、国の天然記念物になっている蕪島のウミネコたちは無事だ。
だが神社前の港はかなりの被害を受けていた。
八戸では大津波で1人が亡くなってるが、1000人単位で死者が出た宮古以南とは比較にならない被害の程度だ。
蕪島からさらに県道1号を行く。
JR八戸線の鮫駅前を通り、八戸漁港の魚市場前を通り、町中に入っていく。市場街を歩いたが、大津波による被害はほとんど見られず、市場は朝からにぎわいを見せていた。東北太平洋岸北側の拠点、八戸は元気だ。
県道1号は塩町で国道45号との交差点に出る。そこは国道340号の終点にもなっている。陸前高田を起点とする国道340号は北上山地縦断のルートだ。
さらに八戸市内を走り、八戸駅前まで行った。町の中心にあるのが八戸線の本八戸駅で、東北新幹線の八戸駅は町の西側、郊外にある。そこでビッグボーイを停めた。