カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[41]

投稿日:2012年4月12日

秋田犬の故郷に忠犬ハチ公を発見

 6時51分、弘前駅に到着すると、あわただしく大館行きの3両編成の電車に乗り換えた。
 6時54分、弘前駅を出発。大鰐温泉駅を過ぎると、津軽平野から山中に入っていく。
 奥羽本線は東北の2大街道のひとつ、羽州街道に沿った鉄路だが、碇ヶ関駅を過ぎたところでは津軽街道(国道282号)が羽州街道と分岐し、坂梨峠を越えて盛岡に通じている。
 碇ヶ関駅の次は青森県最後の津軽湯の沢駅。ここは湯ノ沢温泉の下車駅だ。

弘前から大館行きに乗る
津軽湯の沢駅


 津軽湯の沢駅を過ぎると青森・秋田県境の矢立峠を貫く矢立トンネルに入っていく。長いトンネルを抜け出ると秋田県。青森は曇だったが秋田は雨。峠下の陣場駅を通り、7時36分、大館駅に到着。次の秋田行きまで30分以上の時間があるので改札口を出た。
 大館は大館盆地の中心地。雨の駅前を歩いた。
 大館駅前には「忠犬ハチ公」の像が建っている。忠犬ハチ公像といえば東京の渋谷駅前が有名だが、忠犬ハチ公の生まれ故郷は大館。大館の近郊には忠犬ハチ公の生家が残っている。
 大館駅前には「秋田犬」の像も建っている。大館は秋田犬の故郷。町を貫く国道7号沿いには「秋田犬会館」がある。そこは秋田犬のすべてがわかる資料館。秋田犬のファンには見逃せないところだ。

秋田県に入ると雨が降っている
車窓を流れていく秋田県側の風景


陣馬駅
大館駅に到着


大館駅
大館駅前の「忠犬ハチ公」の像


大館駅前の「秋田犬」の像


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