カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[58]

投稿日:2012年5月5日

なつかしのメンバーとも再会、出発準備は完了

 稚内に戻ると、ガソリンを満タンにし、そのあと洗車。たんねんに洗った。
 サハリンのガソリンは質に問題アリとのことで、タンクには目一杯入れた。また入国時の放射能チェックは相当、厳しいということで、これでもか、これでもかというぐらいに高圧でDRを洗浄した。これで準備完了だ。
 今晩の宿、稚内港の「氷雪荘」に行く。
「氷雪荘」には「環日本海ツーリング」に参加するメンバーが次々にやってくる。
 総勢13名。
 その中には新保さんがいる。新保さんとは2002年の「ユーラシア横断」を皮切りに、2003年の「アラスカ縦断」、2004年の「南部アフリカ」、2004年?2005年の「サハラ縦断」、2005年の「韓国縦断」、2007年?2008年の「南米・アンデス縦断」、2009年の「チベット横断」を一緒に走っている。今回は愛車のバハを駆っての参加だ。
 竹口さんとは「南部アフリカ」、「サハラ縦断」、「南米・アンデス縦断」、「チベット横断」、新谷さんとは「韓国縦断」、河守さんとは「チベット横断」を一緒に走っている。
 なつかしの篠塚さんとも再会。篠塚さんは2000年の「サハリン縦断」に参加したのだが、何と稚内出発当日、バイクのエンジンが突然かからなくなり、そのままバイクを置いてサハリンに渡ったという悲劇の主人公。「今回はリベンジですよ」といっている。
 紅一点の大堀さんは前年の道祖神ツアーでサハリンを走っている。
「シルクロード横断」、「南米・アンデス縦断」を一緒に走った小林さんはひと足先にサハリンに渡り、我々とはコルサコフ港で合流することになっている。
 多士済々の「環日本海ツーリング」のみなさんと南稚内の「雑魚や」に行き、前夜祭の宴会開始。ここは稚内市役所の渡辺さんオススメの店。その日は日曜日にもかかわらず、渡辺さんのおかげで店を開けてくれた。
「これが日本食の食べ納め!」
 とばかりに、我々はおおいに飲み、おおいに語りながら新鮮な北海の幸の数々を食べ尽くした。
 稚内港の「氷雪荘」に戻ると、ちょうどうまい具合に花火大会が始まった。
 夏の夜空を彩る花火を見上げながら夢はサハリンへ、ロシア沿海州へと飛んでいった。

稚内の中心街に戻ってくる
ガソリンスタンドで満タンにする


「氷雪荘」の駐車場で。DRよ、頼むぞ!
「雑魚や」で宴会。ここは最高!


稚内港の花火大会


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