カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[59]

投稿日:2012年5月7日

順調に進む出国手続き

 2012年8月8日、いよいよサハリンに向けて出発する日がやってきた。
 6時30分、稚内港の「氷雪荘」の朝食。これが最後の日本食ということで納豆、海苔、半熟卵…の食事をしっかりと味わって食べた。
 7時30分、「氷雪荘」を出発。道祖神の菊地さん、「環日本海ツーリング」の参加者のみなさんと一緒に稚内港・サハリン航路のフェリー埠頭へ。コルサコフ港に行くハートランドフェリーの「アインス宗谷」はすでにフェリー埠頭に接岸している。
 ターミナルビルには続々と乗船する人たちがやってくる。
 稚内市長をはじめとする稚内市のサハリン訪問団や猿払村の村長を団長とする学校の生徒たちが目を引く。
 我々はまずはバイクの出国手続き。
 ナンバープレートを国際ナンバーにつけ替える。
 稚内税関の職員がやってきて、1台1台のバイクのエンジンナンバーとフレームナンバーを確認し、「自動車一時輸出入申告書」に不備がないのを確認して書類にスタンプを押していく。
 今回はカルネを使わないので、この「自動車一時輸出入申告書」でもって、バイクの日本出国、日本入国をすることになる。
 税関での審査が終るとイミグレーションでの人間の出国手続き。こちらはじつに簡単で、パスポートにポンと「WAKKANAI」の出国印が押された。
 税関、イミグレーションでの手続きが終ると、バイクを走らせ、フェリーの車両甲板にのせる。フェリーが日本のハートランドフェリーなので、じつに手際よくバイクを1台づつ固定していく。
 こうして我々の「環日本海ツーリング」の海外編がはじまった。

「氷雪荘」の朝食
サハリン航路のターミナルビル


サハリン・コルサコフ行きの「アインス宗谷」
ナンバープレートを国際ナンバーにつけ替える


これが「自動車一時輸出入申告書」
「アインス宗谷」の乗船開始


「アインス宗谷」にバイクを積み込む


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