カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[107]

投稿日:2012年7月1日

全車を洗車、いよいよゴールが見えてくる

 中露国境の町、ダリネレチェンスクからさらにM60を南下。交通量が増えてくる。
 ハバロフスクから580キロ走ってスパースク・ダリニーの町に到着。ここでひと晩、泊まる。
 町の入口にあるガソリンスタンドで給油したあと、洗車場で全車、洗車してもらう。ウラジオストクからのフェリーに乗せるためだ。
 我々はピカピカになったそれぞれの愛車に乗って町の中心のレーニン広場へ。きれいな花々で囲まれた広場の中央にはレーニン像が建っている。
 レーニン広場に面した「ロトスホテル」が今晩の宿。部屋に荷物を入れると、夕暮れの町を歩いた。この町には古き良きロシアを感じさせるものがある。

スパースク・ダリニーの町の入口
道端でスイカを売っている


洗車場で全車、洗車する
スパースク・ダリニーのレーニン広場


レーニン広場の花畑
レーニン広場前の「ロトスホテル」


 ここからハンカ湖は近い。地図を見ると20キロほどだ。
「ロトスホテル」に戻ると、我々は夜の町を歩き、シベリア鉄道のスパースク・ダリニー駅近くのレストランに入った。
 まずはロシアン・ビールの「バルチカ」で乾杯。そのあとスープ、イカサラダ、チキンカツレツの夕食を食べる。
 チキンカツレツの上にのったトロッとしたチーズが美味。そんなチキンカツレツを食べながら、「カツレツ」はロシアの国民食だとあらためて実感する。
 レストランの裏をシベリア鉄道の列車が通り過ぎていく。その音が旅心をいたく刺激するのだった。

ロシアン・ビールの「バルチカ」で乾杯!
肉団子のスープ


イカサラダ
チキンカツレツ&ポテトチップス


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