カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[113]

投稿日:2012年7月7日

極東に立地するヨーロッパ最東端の町

 ウラジオストクのアムールスキー湾の海辺を歩いたあとは、ひたすらウラジオストクの町を歩いた。市内地図もないので、足の向くまま、気の向くままに歩きつづけた。バイクでウラジオストクまでやってきあとの町歩きは楽しい。
 ロシア正教の教会をのぞき、表通りから路地裏へと入っていく。
 1階は店、2階が住居の建物。そんな店も1軒づつ見ていった。居酒屋の類はまだ店を閉めている。
「ドブルジェニー(こんにちは)」
 とひと声かけて、街角のタバコ屋にも入ってみた。でっぷり太った店のオバチャンのニッコリと笑った笑顔が忘れられない。
 しかし、タバコを吸わないカソリ、
「ドスビダーニア(さようなら」
 といってすぐに店を出た。
 歩きながらこの町が、「アジア極東の町」ウラジオストックであるのと同時に、「ヨーロッパ最東端の町」ウラジオストクであることを強く感じた。

ウラジオストクを歩く


ロシア正教の教会
路地裏に入っていく


街角のタバコ屋


1階は店、2階は住居
ここは何?住宅かオフィスか?


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