カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[119]

投稿日:2012年7月14日

ドスビダーニア、ウラジオストク!

「イースタンドリーム号」に乗船してから2時間後の15時、ウラジオストク港を出港。
 ターミナルビルがみるみるうちに離れていく。
 ウラジオストクの町並みが遠ざかっていく。
 ウラジオストク港の埠頭が遠ざかっていく。
「イースタンドリーム号」はタグボートに引かれ、金角湾から東ボスポラス海峡に出ていく。タグボートは海峡に出たところでウラジオストク港に戻っていった。
 東ボスポラス海峡を跨ぐ建設中の大橋がよく見える。この大橋はルースキー島連絡橋。2本の橋脚間の距離が1104メートルで、完成すれば日本の本四連絡橋のひとつ多々羅大橋を抜いて、世界最大の斜長橋になるという。
 斜長橋とは塔から斜めに張ったケーブルで橋桁を支える構造の橋。つり橋の一種といえる。日本では横浜ベイブリッジや青森ベイブリッジが斜長橋だ。
「イースタンドリーム号」はルースキー島をまわり込むようにして、東ボスポラス海峡から日本海のピヨトール大帝湾に出ていく。
 ルースキー島を離れたとき、
「ドスビダーニア(さようなら)、ウラジオストク!」
「ドスビダーニア(さようなら)、ロシア!」
 と叫んでやった。

※東ボスポラス海峡をまたぐルースキー島連絡橋は2012年4月13日に完成した。

「イースタンドリーム号」、出港!
離れゆくウラジオストク


ウラジオストク港が遠ざかっていく
東ボスポラス海峡に出たところでタグボートとはお別れ


建設中の東ボスポラス海峡を跨ぐルースキー島連絡橋
ルースキー島が遠ざかっていく


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