カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[146]番外編

投稿日:2012年8月10日

韓国往復縦断2005(15)

神話の国出雲で日本一のノッポ灯台に登った

 出雲市駅前の「東横イン」では「おにぎり&味噌汁」の朝食を食べてから出発。出雲大社を参拝し、出雲神話の舞台にもなっている稲佐の浜でスズキDR-Z400Sを停め、波静かな日本海を眺めた。
 日御碕に到着すると、まずは日御碕神社を参拝し、次に200円を払って日御碕灯台に登る。さすが日本一のノッポ灯台、息を切らして162段の階段を登っていく。高さ43メートルの灯台の上からの眺めは絶景だ。灯台を降りると、「まの商店」で「海鮮丼」(1200円)を食べた。朝とれたというヒラマサがメチャうま。プリンプリンした食感がたまらない。

出雲大社に参拝
出雲大社の本殿


出雲神話の稲佐の浜
日御碕灯台


日御碕灯台から見下ろす岬突端の岩礁
日御碕の「海鮮丼」


 日御碕から出雲大社に戻ると国道431号で松江へ。その途中では一畑薬師に寄っていく。仁王門、本堂、観音堂とまわったが、ここでは「合掌低頭」が胸にしみる。ぼくの好きな言葉だ。
 トローンとした湖面の宍道湖を見ながら走り、松江の町に入っていく。松江といえば松江城。慶長5年(1600年)に堀尾氏が築城した松江城は現存する日本の「12天守」のひとつになっている。城主は堀尾氏のあとは京極氏から松平氏へと変っていく。
 松江からさらに国道431号を行く。
 中海を見ながら走り、途中、隠岐へのフェリーが出る七類港に立ち寄った。国道431号に戻ると、境水道を跨ぐ境水道大橋の下をくぐり抜け、島根半島東端の地蔵崎へ。岬への入口が美保関。昔からの港町。DRを停めて漁港を歩き、古い町並みを歩き、美保神社を参拝した。
 美保関から地蔵崎へ。そこには美保関灯台が建っている。岬の断崖上に立つと、水平線のかなたに隠岐が霞んで見えた。

宍道湖
松江城


七類港
境水道をまたぐ境水道大橋


美保神社を参拝
美保神社の本殿


地蔵崎に到着
地蔵崎の美保関灯台


地蔵崎の突端


 地蔵岬で折り返し、境水道大橋を渡って鳥取県に入り境港へ。幅の狭い境水道が島根・鳥取の県境になっている。境港の隠岐へのフェリーターミナルに寄って国道431号を南下。皆生温泉を過ぎたところでは、日吉津温泉「うなばら荘」(入浴料450円)の湯に入った。無色透明の湯には苦味がある。浴室からは夕日に染まった美保湾が眺められた。
 日吉津温泉からは国道9号のナイトラン。大山町の食堂「おおさか」で「焼き魚定食」(1150円)を食べ、鹿野温泉の国民宿舎「山紫苑」に泊まった。

美保湾を染める夕日
夕食の「焼き魚定食」


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