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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[015]

投稿日:2014年4月4日

いよいよお遍路

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月10日
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徳島駅前の「東横イン」を出発

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吉野川の河口

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吉野川にかかる橋

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阿波の一宮、大麻比古神社に参拝

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大麻比古神社の大楠

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第1番札所、霊山寺の山門

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霊山寺の本堂

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霊山寺の売店

 4月10日。おにぎり&味噌汁の朝食を食べ、8時、「東横イン徳島駅前」を出発。四国八十八ヵ所をめぐりながらの「四国一周」の開始だ。スズキ・アドレスV125Gのメーターは1629キロになっている。
 まずは四国第一の大河、吉野川を渡り、河口まで行く。対岸には徳島の市街地。眉山が目立つ。河畔にアドレスを停めて記念撮影だ。ブルーのアドレスは四国の青い空を背にしてじつによく映える。青空を映した吉野川はより青い。吉野川の流れ出る海も青い。
「青い四国だ!」
 次に阿波の一の宮、大麻比古神社に参拝。境内には御神木にもなっている樹齢1000年の大楠。高さは22メートルという大木だ。
 そして四国88番第1番札所の霊山寺に行く。
 ここで巡礼用の諸々の用具を買いそろえる。白装束と頭陀袋(ずだぶくろ)、首にかける輪袈裟(わげさ)、鈴。それと般若心経の経本と数珠、納経帳(のうきょうちょう)、本尊の御影(おすがた・おみえ)保存帳、納札、線香、ローソク。
 白装束の背には「南無大師遍照金剛」とお大師さん(空海)の尊号(宝号)が墨書きされている。「同行二人」と書かれた頭陀袋の中には数珠と経本(般若心経)、線香、ローソク、納経札、納経帳、御影保存帳を入れる。頭陀袋には鈴をつける。チリーン、チリーンという鈴の音は心に響き、耳に残るもの。
 さっそく霊山寺を参拝する。
 さて、どのように参拝するかというと、山門の前で合掌するところからはじまる。
 次に手洗いで手を清め、鐘をつけるところでは鐘をつき、本堂を参拝する。線香とローソクをあげ、自分の名前を書いたお札を納め、賽銭(今回の賽銭はすべて100円と決めた)を入れ、合掌して般若心経を上げる。
 その前には「をんさんまやさとばん」と3度、真言を唱え、般若心経を1巻あげ終ると、本尊の真言をやはり3度、唱える。
 たとえば本尊が釈迦如来像だとすると「のうまくさんまんだぼだなんばく」、弥勒菩薩像だと「おんまいたれいやそわか」、薬師如来像だと「おんころせんだりまとうぎそわか」といった具合になる。
 霊山寺の本尊は釈迦如来だ。
 これと同じことを弘法大師をまつる大師堂でもする。
 本堂と大師堂での参拝を終えると、納経所に行き、納経帳に朱印をもらい、墨書きをしてもらう。そして本尊の御影(墨絵)を保存帳に差し込んでいく。
 これで第1番・霊山寺の参拝が終った。

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