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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[014]

投稿日:2014年4月2日

紀伊水道横断

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月9日
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九度山の真田庵

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真田庵の六文銭

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紀伊の一宮、日前宮

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紀伊の一宮、国懸宮

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和歌山城の石垣

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桜の下での宴会

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和歌山城の天守閣

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和歌山港に到着

 高野山からは紀ノ川河畔の高野口へと下っていく。国道480号→国道370号で下った九度山では「真田庵」に寄った。ここは信州・上田の城主、真田昌幸、幸村親子旧蹟の地。真田は関ヶ原の合戦で西軍について破れ、この地で隠遁の生活を送った。だがさすが知略・謀略に優れた真田、その間、ここで真田紐を編み、それを売りさばきながら全国の情報を得た。境内には真田地主大権現がまつられ、社務所では真田紐と真田の家紋、六文銭のキーホルダーが売られていた。
 高野口からは国道24号で和歌山へ。和歌山では紀伊の一宮、日前宮と国懸宮に参拝し、徳川御三家のひとつ、紀伊徳川家55万5000石の和歌山城を歩いた。ここではすでに桜は散り始めていたが、舞い散る桜の下では花見の宴がおこなわれていた。
 和歌山城を歩いたあと、和歌山城角の交差点に立った。ここが奈良経由で京都に通じる国道24号、大阪に通じる国道26号、紀伊半島一周の国道42号と、3本の幹線国道の終点になっている。
 和歌山の中心街から和歌山港へ。16時00分発の南海フェリー「フェリーつるぎ」にアドレスV125Gともども乗り込んだ。「フェリーつるぎ」は定刻通りに出港。甲板に出て幕の内弁当を食べながら、離れゆく和歌山を眺めた。
 徳島までは2時間30分の紀伊水道横断の船旅。西日を浴びた淡路島を眺める。
 夕日が四国の山々に落ちるころ、徳島港に到着。徳島の大展望台、眉山が市街地を見下ろすようにそびえている。
 徳島港に上陸。いよいよ四国だ。
 徳島港から徳島駅前に行き、まずは宿をゲット。徳島駅前の「東横イン」に泊まる。部屋に荷物を入れたあと、夜の徳島を歩いた。居酒屋で一人、生ビールで「乾杯!」。明日からの「四国八十八ヵ所めぐり」の旅立ちを祝うのだった。
 ほろ酔い気分で宿に戻り、部屋ですし屋で買った握りずしを食べる。明日から「四国八十八ヵ所めぐり」がはじまるということもあって、何ともいえない幸せな気分を味わうのだった。

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和歌山港を出港 淡路島を見る 四国の山々に夕日が落ちる

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正面に眉山を見る 徳島港に上陸! 夕食の握りずし


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