アドレス日本巡礼[100]
投稿日:2014年8月3日
絶景の五色台
第80番の国分寺から第81番の白峯寺へ。讃岐平野から五色台に登っていく。五色台というのは白峰、黒峰、青峰、赤峰、黄峰の5色の峰々の総称。海辺の山だ。
白峯寺はそのうちの白峰(336m)の山頂近くにある。山門は七棟門。この七棟門は7つの棟を持つ門で、瓦屋根が段々に低くなっている。高麗門の形式だという。山門をくぐりぬけると、突き当たりには護摩堂。そこを左へ。まっすぐ行くと勅額門があり、門をくぐると崇徳上皇の廟所、頓証寺殿になる。勅額門の手前を右へ。長い石段を登ったところが本堂、その右手に大師堂がある。御詠歌が流れる白峯寺は五色台の豊かな自然に囲まれている。
つづいて第82番の根香寺へ。この寺の山号は青峰山。その山号の通り、五色台の青峰(449m)の山頂近くにある。山門(仁王門)をくぐって境内に入ると、うっそうと茂る樹木に覆われている。伝説の白猿にまつわる樹齢1600年の「白猿欅」がそびえ立っている。本堂には回廊をぐるりと回っていく。その回廊には「万体観音」がまつられている。信者が奉納したという33333体の観音菩薩の小像がびっしりと並んでいる。そのあと大師堂、五大尊堂とめぐった。
第80番、第81番の参詣を終えると、五色台の白峰展望台に立った。絶景だ。坂出の町並みを一望する。造船所が見える。瀬戸大橋も見える。ポコッ、ポコッと盛り上がった小丘群が特徴的だ。
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