アドレス日本巡礼[149]
投稿日:2014年10月2日
山上の宗教都市
四国八十八ヵ所めぐり 2009年5月6日
高野山西口の大門を過ぎて山上の宗教都市、高野山に入り、真言宗の総本山、金剛峯寺前の駐車場にアドレスを止めた。
空海(弘法大師)によって開かれた金剛峯寺を参拝する。それを終えると、根本大塔、金堂、御影堂、西塔とまわった。その中でも根本大塔は高野山のシンボルといっていい。この塔は真言密教の宝塔すなわち大日如来塔なのである。
弘法大師の壮大な構想によって造りはじめた根本大塔だが、その完成は大師以後のことになる。完成後は何度となく焼け落ち、現在の塔は6代目で、昭和9年に再建されたものだという。
根本大塔の案内板には次のように書かれている。
「この塔は高野山を象徴する八葉蓮華として山々の巾台になぞらえられる。即ち高野山の教理上の中心として大日如来を象徴するものである。方形の初層に裳層(もこし)をつけ、覆鉢の上に屋蓋を重ねた一層塔である。塔内の五仏のうち中尊が胎蔵界大日如来、四仏は金剛界の阿閃・宝生・弥陀・釈迦の四仏で、それによって胎金両部不二の深義をあらわす。このようにこの塔は絶対仏大日如来のシンボルであり、高野山の教理上の中心である」
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